「ディア・ストレンジャー」西島秀俊が釜山の熱狂に興奮、グイ・ルンメイにけん玉贈る

西島秀俊とグイ・ルンメイが共演した映画「Dear Stranger／ディア・ストレンジャー」が、韓国・釜山で現地時間9月17日から開催されている第30回釜山国際映画祭のA Window on Asian Cinema部門に出品。同日に釜山のセンタムシティでレッドカーペットイベントが行われ、西島、グイ・ルンメイのほか、キャストのジュリアン・ワン、フィオナ・フー、監督の真利子哲也が登場した。

同作では、ニューヨークで仕事や育児、介護に追われて余裕のない日々を過ごすアジア人夫婦の関係が、息子の誘拐事件を発端に破綻していく様子が描かれる。日本人の夫・賢治を西島、台湾系アメリカ人の妻ジェーンをグイ・ルンメイが演じた。

参加者は約5000人の観客で埋め尽くされた会場に姿を見せ、リラックスした笑顔で手を振りながら歩を進めていく。真利子は自らスマートフォンのカメラで役者たちを撮影するなど、映画祭を楽しんでいる姿を見せた。

「CUT」「ゲノムハザード ある天才科学者の5日間」などで本映画祭に参加し、昨年には審査員も務めた西島は「会場全体がとても盛り上がっていてびっくりです。たくさんの観客の方に迎えていただいて、とても感謝しています」と心境を伝える。グイ・ルンメイも「尊敬する映画人が多く参加し、観客もとても情熱的な人ばかり」と映画祭の印象を述べ、西島のエスコートに「本当に温かくて優しい先輩です。ニューヨークから釜山までともに歩いてこれたような気持ちでいます」とコメント。同映画祭に初参加となる真利子は「初めての海外プレミアとなるため、これからたくさんの人に作品を観てもらえるのが楽しみ」と興奮をあらわにした。

日本での公開初日舞台挨拶では「実はけん玉にハマってます」と告白していた西島。彼は釜山にもけん玉を持参しており、グイ・ルンメイにプレゼントする一幕が。彼女の驚いた表情と西島の“けん玉愛”によって、周囲が笑いに包まれる様子も見られた。

「Dear Stranger／ディア・ストレンジャー」は、全国で公開中。

映画「Dear Stranger／ディア・ストレンジャー」予告編