眠りながら鑑賞する「寝る映画」10月公開、監督・曽根剛×脚本・ChatGPT

眠りながら鑑賞することを前提とした映画「寝る映画」が10月17日より、東京・ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で順次公開。YouTubeで予告編が解禁され、ポスタービジュアルと場面写真も到着した。

「カメラを止めるな！」の撮影監督である曽根剛が監督を務めた本作は、目が見えないユキと耳が聞こえない夫のケンを軸に展開する物語。ある日2人は、仮想現実の世界でなら障害を乗り越えられるという臨床実験に参加することを決意する。現実世界で眠っている間、バーチャルリアリティの世界で目覚めた2人は、それぞれ視覚、聴覚を取り戻していた。奇妙な出来事が起こるその世界で、2人は次第に互いの存在を強く感じるようになっていく。

本作のキャッチコピーは「映画館に寝に来てください」。ポエティックなフレーズと音楽、字幕で鑑賞者それぞれの深層意識に働きかける。詩的な脚本はChatGPTが執筆。ビジュアル、音楽もAIによって生成された。團遥香、皆川暢二、グェンゴックニャットデュイ、グェン・ホアン・ゴック・チャム、忍足亜希子が出演。主題歌「ONE -愛はふたりの言葉だから-」を杏里が提供した。オールベトナムロケが行われ、現実と仮想のはざまの風景を作り出している。

映画「寝る映画」予告