パキスタン初の2D長編アニメーション映画「The Glassworker(英題)」の日本語吹替版の制作と全国規模での公開を目指すクラウドファンディングが、本日8月7日にMotionGalleryでスタートした。配給はElles Films(エルフィルムズ)が担う。
本作では戦争のむごさと芸術の美しさの対比をテーマに、戦火に揺れる若い男女の恋のゆくえや親子の葛藤が描かれる。若きガラス職人ヴィンセントは、師匠である父と静かに暮らしていた。戦争の影が迫るある日、軍人の娘でヴァイオリニストのアリズが現れ、2人の運命は静かに交錯していく。
監督のウスマン・リアスは、9.11以降の混乱と変化の中にあるパキスタン社会で育ったことで、戦争の痛ましさを自分たちの世代の視点で物語として描く必要があると感じ、本作の制作に取り組んだという。手描きアニメの制作スタジオがないパキスタンで、スタジオジブリのような作品を生み出すことを夢見たリアスは、10年掛かりで本プロジェクトを進めた。
クラウドファンディングの目標金額は660万円。実施期間は10月31日まで。リターンとして、グッズのプレゼントやキャスト登壇の完成披露試写会への招待、日本語吹替体験などを用意。また上映収益の一部は、国境なき医師団に寄付される予定だ。詳細はクラウドファンディングページで確認を。なお本作は「ひろしまアニメーションシーズン2024(HAS)」にて、「ガラス職人」のタイトルで長編コンペティション部門に選出された。
映画「ガラス職人」予告編
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境 真良@GLOCOM/METI(あーりん推し/芸能人スキャンダル要らない) @sakaima
ジブリをリスペクトしていることが端々にわかる。
パキスタンからの挑戦。成功してほしい。 https://t.co/vyg5dXbMQp