動画配信サービス・アジアンドキュメンタリーズが企画する「アジアンドキュメンタリーズ映画祭2025」が、8月2日と3日に東京・ユーロライブで開催される。
アジアを中心に世界各国のドキュメンタリー映画を上映する本特集。今回はヒマラヤの奥地で生まれた子供たちの寄宿学校を写した「スノーランドの子どもたち」、マンモスのDNAをもとに絶滅種の復活に挑戦する科学者たちを捉えた「ジェネシス2.0 よみがえるマンモス」、世界中から輸入したゴミをリサイクルする中国の町工場が舞台の「プラスチック・チャイナ」などが並ぶ。
さらに、専修大学国際コミュニケーション学部の学生が制作した2作品などを上映する「ショートドキュメンタリーの魅力」も実施。同プログラムでは、アジアンドキュメンタリーズの新拠点である佐渡で撮影された新作も観ることができる。加えて、タイからデンマークへ嫁いだ女性たちの異文化結婚がテーマの「遠い愛を求めて タイの花嫁たち」、インドの工業都市・カーンプルで繰り広げられる街の“盗電師”と電力会社の攻防を収めた「街角の盗電師」、北ベトナムの山間に暮らすモン族の伝統的風習“嫁さらい”に巻き込まれる14歳の少女を追った「霧の中の子どもたち」も選ばれた。
アジアンドキュメンタリーズ代表取締役社長の伴野智は、「ドキュメンタリー映画は、単なる映像ではなく、私たちの社会を映し出す鏡です。2025年の映画祭では、多彩なゲストを通じて、アジアと世界のリアルな物語を共有し、観客の皆さまと一緒に考える場を創ります」とコメントした。なお8月2日の「プラスチック・チャイナ」上映時には、ごみ清掃員としても活動する
アジアンドキュメンタリーズ映画祭2025
2025年8月2日(土)、3日(日)東京都 ユーロライブ
<料金>
一般:前売り 1600円 / 当日 2000円
学生:500円(学生証の提示が必要)
1日券:6000円(前売りのみ)
2025年8月2日(土)上映ラインナップ
10:30~「スノーランドの子どもたち」(ネパール)
<登壇者>
ジギャン クマル タパ(かながわ国際交流財団)
13:00~「ジェネシス2.0 よみがえるマンモス」(ロシア・韓国・中国)
<登壇者>
三谷匡(近畿大学教授)、渡邉毘駕(富士ストランディングネットワーク / なにわホネホネ団)
15:45~「心躍るラーガ 北インド古典音楽の旅」(インド)
<登壇者>
寺原太郎(バーンスリー奏者)、菅井国夫(シタール奏者)
17:30~「プラスチック・チャイナ」(中国)
<登壇者>
滝沢秀一(マシンガンズ / ごみ清掃員)
19:45~「あなたが見ている限り真実は生き残る」(インド)
<登壇者>
2025年8月3日(日)上映ラインナップ
10:15~「ショートドキュメンタリーの魅力」(5作品)
<登壇者>
13:00~「遠い愛を求めて タイの花嫁たち」(デンマーク・タイ)
<登壇者>
宇多丸、落合恵美子(京都産業大学教授 / 京都大学名誉教授)
15:25~「街角の盗電師」(インド)
<登壇者>
宇多丸、小西公大(東京学芸大学准教授)
17:40~「霧の中の子どもたち」(ベトナム)
<登壇者>
宇多丸、吉井千周(椙山女学園大学教授)
20:05~「イスラエル主義」(アメリカ・イスラエル・パレスチナ)
<登壇者>
宇多丸、鈴木啓之(東京大学特任准教授)
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