阪神タイガース・横田慎太郎の軌跡を描く映画、主題歌がゆず「栄光の架橋」に決定

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かつて阪神タイガースに所属し、2023年7月18日に28歳で死去したプロ野球選手・横田慎太郎の自著「奇跡のバックホーム」と、中井由梨子によるノンフィクション「栄光のバックホーム 横田慎太郎、永遠の背番号24」を原作とする映画「栄光のバックホーム」。その主題歌が、横田の現役時代の登場曲である、ゆずの「栄光の架橋」に決定した。

映画「栄光のバックホーム」場面写真

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「栄光のバックホーム 横田慎太郎、永遠の背番号24」書影

「栄光のバックホーム 横田慎太郎、永遠の背番号24」書影[拡大]

2013年にタイガースからドラフト2位で指名され2014年に入団した横田は大型外野手として将来を嘱望されていたが、21歳で脳腫瘍を発症。家族や恩師、チームメイトに支えられながら過酷な闘病を続ける。そして2019年9月26日、引退試合となった福岡ソフトバンクホークスとの2軍戦に出場。病気による視覚への影響などをものともせず見せた“奇跡のバックホーム”は、多くの野球ファンの感動を呼んだ。

映画ではその生涯を閉じるまで闘い続けた横田の人生の軌跡を描く。横田を演じたのは、元高校球児でもある松谷鷹也。ともに元プロ野球選手の父を持つ2人は親交を深め、横田はグローブを、松谷は俳優として最初に着た衣装を互いにプレゼントし合った。横田がホスピスに入った際は、松谷が大阪に泊まり込んで寄り添ったという。劇中では、横田から譲り受けたグローブで松谷が奇跡のバックホームを再現。横田選手の母・まなみさんを鈴木京香が演じた。企画・監督・プロデュースを担当したのは「20歳のソウル」の秋山純。「栄光のバックホーム 横田慎太郎、永遠の背番号24」の著者である中井が脚本を手がけた。

ゆず

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「栄光の架橋」は闘病中の横田がその歌詞に自分を重ね合わせていたという楽曲でもある。まなみさんは「息子が闘病中、そしてグランドに戻ってからも目の影響で悩み苦しみました。そんな時、この『栄光の架橋』という曲があまりにも自分の人生と重なり共感しました。そしてこの曲が自分の大きな励みとなり支えられて立ち上がり、あの奇跡のバックホー厶が生まれたと思っています。この曲は自分の人生と重なっていると最後のホスピスでも毎日流していました。穏やかな顔をしていました」と振り返っている。

なお「栄光の架橋」は、2023年9月14日にタイガースが本拠地の兵庫・阪神甲子園球場で18年ぶりのセントラル・リーグ優勝を決めた試合にて、横田と同期の投手・岩崎優が登場曲として使用。優勝を決めると、岩崎は横田の背番号24のユニフォームとともに胴上げされた。ゆずは今回の主題歌決定について「28年の生涯を全うした横田慎太郎さんに、最大限の敬意を表して『栄光の架橋』を贈ります」とコメントしている。

幻冬舎フィルムの第1回作品「栄光のバックホーム」は、11月28日より東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国でロードショー。

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©2025「栄光のバックホーム」製作委員会

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さなたん(主に阪神)🕛 @kodetonjp

映画やて😭
絶対泣くやん🥺 https://t.co/1Im8QtMNWF

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