「火垂るの墓」「うしろの正面だあれ」京都・出町座で上映、片渕須直のトークショー実施

1

51

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 13 37
  • 1 シェア

終戦80年映画上映企画として、映画「火垂るの墓(1988年)」「うしろの正面だあれ」が京都・出町座で8月8日より2週間限定で上映される。

「火垂るの墓」ポスタービジュアル ©野坂昭如/新潮社,1988

「火垂るの墓」ポスタービジュアル ©野坂昭如/新潮社,1988

大きなサイズで見る(全3件)

今回の上映企画では戦時下における市井の暮らしと、その中で生きる子供たちを描いたアニメーション2作が取り上げられた。野坂昭如の短編小説をもとに高畑勲が監督したスタジオジブリ作品「火垂るの墓」は、14歳の兄・清太と4歳の妹・節子の物語。両親を亡くした兄妹が2人きりで生き抜こうとする日々が映し出される。

「うしろの正面だあれ」ポスタービジュアル

「うしろの正面だあれ」ポスタービジュアル[拡大]

「うしろの正面だあれ」では、東京大空襲によって家族を失う少女・かよ子の姿を描出。B29爆撃機が頻繁に来襲するようになったため、東京の下町に住んでいたかよ子は静岡・沼津にあるおばの家へ疎開することに。そして3月のある夜、かよこは大空襲によって、山の向こうに見える東京の空が赤く染まっているのを見る。落語家である初代・林家三平の妻・海老名香葉子が自身の少女時代の経験をもとに書いた児童文学を、有原誠治が映像化した。

片渕須直 ©︎KUROBURUE

片渕須直 ©︎KUROBURUE[拡大]

8月11日には「この世界の片隅に」の監督・片渕須直が参加するトークショーを実施。なお片渕は「うしろの正面だあれ」の制作に画面構成(レイアウト)担当として参加した。上映とトークイベントのスケジュール詳細は、7月中旬に決まり次第、出町座公式サイトで告知される。

映画作品情報
映画作品情報

終戦80年映画上映企画

2025年8月8日(金)~21日(木)京都府 出町座
<上映作品>
「火垂るの墓」
「うしろの正面だあれ」
※1日1回ずつ上映
<料金>
当日一般 1800円 / シニア 1300円 / 学生・出町座会員・手帳割 1000円(ほか割引あり)
※鑑賞予約は上映日1週間前10時30分から電話で受付。券売と座席指定は当日先着順
※トークイベントは別途参加費が必要

トークイベント「戦後80年を迎えて、アニメーション映画で戦争をどう描くか」

2025年8月11日(月・祝)
<出演者>
片渕須直
※詳細は7月中旬に決定次第、出町座公式サイトで発表

この記事の画像(全3件)

読者の反応

  • 1

映画ナタリー @eiga_natalie

「火垂るの墓」「うしろの正面だあれ」京都・出町座で上映、片渕須直のトークショー実施
https://t.co/9WlLsVcUKE https://t.co/bFuyDHTHdA

コメントを読む(1件)

リンク

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャの映画ナタリー編集部が作成・配信しています。 火垂るの墓(1988年) / うしろの正面だあれ / 片渕須直 / 野坂昭如 / 高畑勲 / 海老名香葉子 / 有原誠治 の最新情報はリンク先をご覧ください。

映画ナタリーでは映画やドラマに関する最新ニュースを毎日配信!舞台挨拶レポートや動員ランキング、特集上映、海外の話題など幅広い情報をお届けします。