本作はひとつ屋根の下、2人の“小説家”が暮らすホームコメディ。大学時代に初めて執筆した小説が芥川賞を受賞し、一躍有名作家になった和泉朱莉は、結婚を機に地方にある夫の実家へ。小説を書くことができないスランプに陥っていた彼女は、風光明媚な景色ときれいな空気、おいしい水と食べ物、そして東京とは違うテンポの暮らしを期待していた。
しかし突然、10年以上家に寄りつかなかった夫の姉・吉村晴海が家に帰って来る。“天才小説家”を称するも、小説を書きも読みもせず、家で食べて寝るだけのいわゆるニート生活を始める晴海。こうして2人の“小説家”の同居生活がスタートするが、晴海は朱莉に対して強烈な敵対心を向け、朱莉もそんな晴海に対抗するのだった。
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ロケは監督・脚本を担った鴨井奨平の故郷・新潟県津南町で行われた。鴨井は「私のみならず、津南町に関わる多くの人々の思いも背負った映画です。多様なお客様にご覧いただけるようコメディタッチに描いた一方で、深読みすることで垣間見える複数のテーマも隠してあります。我が町の集大成を、是非劇場でご覧いただきたいです」と語っている。
「書けないんじゃない、書かないんだ」は昨年の第18回田辺・弁慶映画祭コンペティション部門に入選。現在、予告編がYouTubeで公開されている。
鴨井奨平 コメント
映画「書けないんじゃない、書かないんだ」は、私の故郷である新潟県津南町に住む家族や幼馴染からの、「津南で映画を撮ってよ」という言葉から始まりました。紆余曲折ありましたが、とうとう劇場公開までたどり着き、感無量の気持ちです。本作品は私のみならず、津南町に関わる多くの人々の思いも背負った映画です。多様なお客様にご覧いただけるようコメディタッチに描いた一方で、深読みすることで垣間見える複数のテーマも隠してあります。我が町の集大成を、是非劇場でご覧いただきたいです。
おおとも ひさし @tekuriha
原愛音×大須みづほ、2人の小説家がバトル「書けないんじゃない、書かないんだ」公開
"篠田諒、朱莉の義父母に沓澤周一郎と岩松れい子が扮した。また小説を書かない朱莉に日々悩まされる担当編集者役でアライジンが出演。町田英太朗、関口恵那、松原怜香、篠原寛作、中野絹子も https://t.co/YabcdYSiSh