リベンジスリラー映画「
2023年のサンダンス映画祭で最優秀演技賞(ワールド・シネマ・ドラマティック部門)を受賞した本作の主人公は、13歳の少女エヴァ。大人になり、ブリュッセルでカメラマン助手の仕事をしている彼女が忌まわしい過去を回想する形で、少女の日常を容赦なく破壊したトラウマが明かされていく。劇中ではある日、エヴァのもとに、彼女の少女時代に不慮の死を遂げた少年ヤンの追悼イベントが催されるというメッセージが届く。それをきっかけにトラウマを呼び起こされたエヴァは、謎めいた大きな氷の塊を車に積んで故郷の村へと向かい、復讐計画を始める。
俳優として20年以上のキャリアを持つフィーラ・バーテンスが本作で長編監督デビューを飾り、シャーロット・デ・ブリュイヌが大人になったエヴァ、
YouTubeで公開された予告編には、エヴァの幼なじみが「女の子が必要だ」「シラケさせるなよ」と語る姿を収録。また現在のエヴァが大人になった彼らと再会を果たす様子も収められている。
「MELT メルト」は7月25日より東京・新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で順次公開。
映画「MELT メルト」予告
YOU(タレント)コメント
あの頃って とにかく眩しかった みたいに言うけれど
その眩しい光の影といったら 漆黒で残酷で怖かったんだ
内藤瑛亮(映画監督)コメント
13歳の少女の心が破壊される。
壊した者には居場所があるのに、壊された者は居場所もない。
理不尽過ぎる。
でも現実だ。
覚悟して観て欲しい。
悪い予感はすべて当たる。
ゆいちむ(映画好きOL)コメント
思春期に刻まれた毒は、記憶の雪解けとともに現実を侵食する。
これは復讐譚なのだろうか。
むせかえるほどの孤独と絶望が、それすらも曖昧にしてしまう。
氏家譲寿 / ナマニク(文筆業 / 映画評論家)コメント
心の瘕は化膿する。
癒えることはなく、膿を垂れ流しながら、瘴気を放ち続ける日々。
壊死していく心の先にある、冷たい終幕。足元に感じた冷たさに、思わず指先がこわばった。
枝優花(映画監督 / 脚本 / 写真家)コメント
子供たちのなかで繰り広げられる
大人には見えない地獄がジワジワと続く時間
そしてそれを例え心の奥底に葬ったとしても
水面下で時間をかけ
その人間の心も生活も蝕み溶かしていく様を
こちらに刻みつけるような痛みがあった。
これを反面教師、のような簡単な言葉では
片付けられない。
映画ナタリー @eiga_natalie
少女の日常が破壊される…「MELT」予告公開 内藤瑛亮「覚悟して観て欲しい」
YOU、ゆいちむ、氏家譲寿、枝優花のコメントも到着
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