韓国映画「
本作は、周囲の目を気にせず奔放に生きるジェヒと、ゲイであることを隠して生きるフンスの物語。社会の“普通”になじめない2人が、心に傷を負いながらも特別な関係を築き、自分らしい生き方を見つけるさまが描かれる。
イベントでの司会を務めたのは、俳優の
ジェヒ役のキム・ゴウンは「破墓/パミョ」に続いて2年連続の来日となり「今年も出演作を紹介できて光栄です」とにっこり。フンス役のノ・サンヒョンは、スマートフォンを取り出してメモを見ながら「こんばんは、フンス役のノ・サンヒョンです。お会いできてうれしいです」と日本語で挨拶し、はにかんだ笑みを浮かべた。
脚本を読んだ当時を振り返り、キム・ゴウンは「その場に座ったまま一気に読んでしまいました。こんなに面白いなら、すぐに映画を作ってほしいと思うくらい」と述懐。しかし撮影に入るまで約2年前を要したそうで「紆余曲折があった分、私たちにとっても大切な作品になりました」と思いを伝えた。ノ・サンヒョンも「魅力的な脚本でした」と同意し、「このお二人と仕事ができることも出演の決め手でした」と話し、2人に信頼のまなざしを向ける。
劇中では、20歳で出会ったジェヒとフンスの13年間の友情が描かれる。「ご自身の20代は?」との質問に、キム・ゴウンは「真面目に大学に通い、模範的な学生としてがんばりました。22歳でデビューして、皆さんに観ていただけた作品にも出演できました。ジェヒほど遊べなかったのは残念です(笑)」と回答。司会の上白石が「役を通して擬似体験できたのでは?」と問いかけると、「大満足と言えます(笑)。クラブのシーンではワイワイ騒いで撮影を楽しみました」と笑顔で答えた。
一方、ノ・サンヒョンはアメリカ生活の経験を踏まえ、「自分のアイデンティティについて悩んだ時期もありましたが、だからこそフンスの混乱ぶりを少し理解できた気がします」と吐露。イ・オニは「楽しもうと努力していましたが、実際は失敗を恐れながら過ごしていた気がします。ジェヒとフンスを通して、自分の20代の心残りを取り戻したかったのかもしれません」と打ち明けた。
お気に入りのシーンの話では、キム・ゴウンは「ネタバレになるので詳しく言えませんが……」と躊躇しながらも、「終盤のジェヒとフンスのシーンを観ていれば『この映画を観てよかった』と感じていただけるはず」と断言。すかさず上白石は「思いました……!」と大きくうなずき、「早く感想を共有したいです!」と興奮気味に伝える。さらにノ・サンヒョンが「大親友という関係だからこそ、何度か衝突することがあります。激しい喧嘩のシーンは、今でも印象に残っています」と口にすると、これにも上白石は「そう思います!」と身を乗り出して共感し、会場は温かい笑いで包まれた。
「ラブ・イン・ザ・ビッグシティ」は6月13日より全国でロードショー。
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