映画「
本作は、時代を超えて映画ファンを魅了してきたモンローの足跡をたどるドキュメンタリー。1948年、まだ無名だったモンローは映画スタジオ・コロンビアと6カ月の試用契約を結んだ際、映画出演の条件として演技コーチの指導を受けるよう言い渡される。そこで演技指導を任されたのがナターシャ・ライテスだった。
ライテスは映像の中で「まるで牡蠣のようにシャイだった。殻に閉じこもって全く話せず、口の開き方も知らず、すべてを恐れていた」「顔は驚くほど幼いのに、体つきや動きはとても女らしい。まるで別人」と当時のモンローを語る。さらにモンローの声を矯正する過程で、彼女のトレードマークの1つとなる、息を漏らすような独特の話し方が生まれたことも明らかに。作中では、モンローの名声の陰にあった苦悩と努力、そしてライテスとの深い絆にも焦点が当てられる。
映画公開に先駆けて、各界の著名人から応援の声も届いた。ペットロボット「aibo」のデザインなどで知られるアーティスト・空山基からは、自身の個展「女優はマシーンではありません。でも機械のように扱われます。」で発表したモンローをロボットとして描いた作品2点とともに、「女王様のコケティッシュでキュートさの裏には努力と涙、汗の結晶の賜物があったのですね」と敬意を込めたコメントが寄せられた。このほか
またモンローの生誕99年となる6月1日に、一部を除く劇場で来場者プレゼントとして非売品ポストカードの配布が決定。さらに、モンローが新婚旅行で滞在した静岡県伊東市・川奈ホテルの宿泊券や、モンローが絶賛したオムライス食事券、名窯マイセンのマグ「マリリン」が抽選で当たる「感想投稿プレゼントキャンペーン」も開催される。SNS投稿の対象期間は5月30日から6月15日まで。詳細は映画公式サイトで確認してほしい。
ドキュメンタリー映画「マリリン・モンロー 私の愛しかた」本編映像(演技コーチ編)
空山基(アーティスト)コメント
M・モンロー様のIQが168もあったと言われてた説に納得しました。
あの魑魅魍魎のハリウッドでセンターを摂る狡猾辣腕と運命の女神を呼び寄せるのはただのコメディエンヌでは不可能。
物心色付き始めた空山少年の心をイチコロで鷲掴みするには当然の帰結ですなー。
女王様のコケティッシュでキュートさの裏には努力と涙、汗の結晶の賜物があったのですね、作戦や罠&計算にひとたまりもなく信徒と化しました。
新婚旅行に来日したのがパンナム・ストラットクルーザー旅客機と確信できたのも此の映画での拾いものでした。合掌とRIP
宇垣美里(フリーアナウンサー・俳優)コメント
今もなお変わったとは言えない抑圧的な業界で、時代に抗い自分を信じて闘い続けたマリリンが力強くて眩しくて。
ノーマ、私あなたを独りにしたくない。
山内マリコ(小説家)コメント
マリリン・モンローが風でスカートを巻き上げられるだけのフリー素材ではないことは、もっともっと語られていいはず。
彼女が人生においてベストを尽くした一人の人間だってことは、もっともっと知られていいはず。それはマリリン一人の名誉を回復するだけでなく、“女性”にまつわるあらゆる誤解を解くことにもなるんじゃないか? そんなふうに思う。
本木克英(映画監督)コメント
焦がれるようなモンローの内面を追体験させられる。時代の変わり目である今こそ、観るべき価値がある。
シトウレイ(ストリートスタイルフォトグラファー・ジャーナリスト)コメント
彼女の知性や努力、コメディエンヌとしての才能、なりたい自分を諦めないそのエネルギーの強さ。この映画の中のマリリンは、今までの彼女のイメージとはかけ離れた、強くて美しい女性でした。
月永理絵(ライター・編集者)コメント
スクリーンのなかで輝いていた彼女を思い出そうとすると、その顔や声以上に、彼女のさまざまな仕草や身のこなしが頭に浮かぶ。
ただ片足を伸ばすだけで、服をめくるだけで、腰を振りながら歩くだけで、彼女はそこにいるみなを笑わせ、同時に官能を刺激する。
それがマリリン・モンローという人だ。(劇場用パンフレット掲載原稿より一部引用)
渡辺祥子(映画評論家)コメント
男性からセックス・シンボルとして愛されながら、女性からも可愛いと愛されたのが彼女が聡明だった証しなのだろう。
ミケ (SJS owner) @sjsmike
マリリン・モンローの原点を振り返る、演技コーチの証言映像が公開
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