ホラー映画「
インターネットの匿名掲示板から生まれた都市伝説をモチーフにした映画「きさらぎ駅」は、民俗学を学ぶ大学生が卒業論文の題材として選んだ“きさらぎ駅”の謎に迫る物語。その3年後が舞台の続編「きさらぎ駅 Re:」では、きさらぎ駅から帰還した宮崎明日香、きさらぎ駅に取り残された堤春奈のその後が描かれる。明日香を本田、春奈を恒松が演じた。
本田は「(前作で主演を務めた)恒松さんからバトンを引き継いだような感覚がありました。『きさらぎ駅 Re:』まで3年という間(ま)があったわけですが『続編はもうないのかも』と思いませんでしたか?(笑)」と客席に語りかけ「明日香は前作で元の世界に戻れたので、むしろ続編には参加できないかなと予想していたんです。なので『まさか明日香が春奈を助けに行くことになるなんて!』と燃えました」と再結集を喜ぶ。
恒松も「前作は口コミのおかげでヒットして、配信でも1位になりました。皆様のおかげです。今回もぜひ盛り上げていただいて『きさらぎ駅3』ができれば!」と期待を込めて永江を見た。笑顔で応えた永江は「続編を作るのに3年掛かったのには理由があります。安易に続編を作って失敗するものも散々見てきましたから、『前作を絶対超えられる』と思えるようになってから作りたいと考えていました。そのアイデアを考えるのに時間が掛かってしまいましたが、確信を持ってから作ることができましたし、人生最高の“続編”になりました」と胸を張る。
撮影の思い出を尋ねられると、本田は「明日香は黒髪なんですが、撮影に入るときの私の髪色は少し明るかったので調整しました。ただカラーをきれいに維持するのは大変で、お手入れをすごくがんばりながら(シーンごとに)髪色の差が出ないように気を付けていました。でもできあがりを観てみたら、異世界のシーンは青いフィルターが掛かっていてあまり髪色がわからなかったんです(笑)。前作でもそうだったのに忘れてまして」とおちゃめなエピソードを披露した。また恒松がロケ場所がヒルまみれだったことを振り返り「きさらぎ駅よりホラーでした」と話すと、奥菜も「私はマダニが大量発生しているところで、ギャーギャー言いながら撮影していました」と体を張った現場を回想。続く佐藤は「私は蚊にやられたぐらいしかなくて……すみません!」と申し訳なさそうに謝り、会場に笑いを起こした。
作品にちなんだ「また訪れたい場所は?」という質問も。本田は「異世界に行きたいです」とまさかの回答をし「(前作・新作に続いて)3回目はプライベートで行きたいですね」とにっこり。恒松は友人と旅行で行った韓国が楽しかったそうで「海外の『きさらぎ駅』ファンもいらっしゃると思うので、韓国でも舞台挨拶ができたら」と夢を膨らませる。
最後に本田は「私はしゃべるのが大好きなんですが、こんなに苦戦した舞台挨拶は初めてです。何を言ってもネタバレしちゃうかもというくらい、この作品には皆さんを驚かせる要素が詰まってます。(今日の上映後に)ぜひ作品について拡散してほしいですと言いたいのですが、皆さんも苦戦すると思います(笑)。公開されてからまた皆さんと語りたいですね」と挨拶して、イベントを締めた。
「きさらぎ駅 Re:」は6月13日よりヒューマントラストシネマ渋谷、全国のイオンシネマほかでロードショー。
映画ナタリー @eiga_natalie
【イベントレポート】本田望結が「きさらぎ駅 Re:」参加に「燃えました」、恒松祐里は戦慄の現場明かす
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