常本琢招の特集開催、川添野愛や板谷由夏がヒロイン演じた作品がスクリーンへ

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常本琢招の手がけた4本の中短編をまとめた上映会「ツネモト×4人のヒロイン」が5月22日、31日、6月12日に東京・Strangerで行われる。

「ツネモト×4人のヒロイン」ポスタービジュアル

「ツネモト×4人のヒロイン」ポスタービジュアル

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「何もない部屋」場面写真

「何もない部屋」場面写真[拡大]

男性の勝手な妄想や都合のいい幻想にとらわれず、女性を描いてきた常本。新作短編「何もない部屋」では、ホステスとして働きながら男性による欲望の視線を跳ね返し自由に生きようとする女性の姿を描いている。このたびの「ツネモト×4人のヒロイン」は、常本が同作を完成させたことをきっかけに、旧作とあわせて上映するため企画したものだ。

「アナボウ」場面写真

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「蜘蛛の国の女王」場面写真

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そのほかラインナップには、夢が叶わず挫折し漂うように生きる女性を16mmフィルムで捉えた「みつかるまで」、青春のモヤモヤを“とんでもないバイタリティ”で乗り越えていく女性の物語「アナボウ」、アイデンティティの危機に見舞われた女性がもう1人の自分を発見する「蜘蛛の国の女王」が並んだ。各作品で川添野愛板谷由夏吉谷彩子久遠さやかがヒロインを演じている。現在YouTubeでは本上映会の予告編が公開中だ。

「みつかるまで」場面写真

「みつかるまで」場面写真[拡大]

板谷は「20数年前、監督と、夜中まで熱く話をし、この作品に取り組んでいた20代の私の情熱はまだ今の私の中に居るだろうか、と考えました。それが残っている限りこの仕事を続けたい、そんな思いが浮かびます」とコメント。川添は「銀座という街には、夢も、現実も、人生も、不思議の国への入り口までもが渦巻いている。常本監督の織りなすワンダーランドを、どうぞ、ご堪能ください」と呼びかけた。

また「何もない部屋」で主演を務めた木原勝利は「いつの時代も男は女に振り回される。いや、振り回されてるぐらいが実は幸せなんだと思えてくる」と述べ、本上映会のメインビジュアルを手がけたマンガ家のいがらしみきおは「常本監督、相変わらずのきめ細かい演出でいずれ劣らぬおもしろさでした」と伝えた。4人のコメント全文は後掲している。

「ツネモト×4人のヒロイン」予告

ツネモト×4人のヒロイン

2025年5月22日(木)、5月31日(土)、6月12日(木) 東京都 Stranger

上映作品

  • 何もない部屋
  • みつかるまで
  • アナボウ
  • 蜘蛛の国の女王

いがらしみきお コメント

常本監督、相変わらずのきめ細かい演出でいずれ劣らぬおもしろさでした。

板谷由夏 コメント

20数年前、監督と、夜中まで熱く話をし、
この作品に取り組んでいた20代の私の情熱は
まだ今の私の中に居るだろうか、と考えました。
それが残っている限りこの仕事を続けたい、
そんな思いが浮かびます。
経験に感謝します。ありがとうございました。

川添野愛 コメント

私は、夢を見ていた…? 人間の脳みそはなんと、愉快。壮大。
何もない部屋には全てがあって、あると思っていたことは何もなかった。銀座という街には、夢も、現実も、人生も、不思議の国への入り口までもが渦巻いている。
常本監督の織りなすワンダーランドを、どうぞ、ご堪能ください。

木原勝利 コメント

いつの時代も男は女に振り回される。いや、振り回されてるぐらいが
実は幸せなんだと思えてくる。振り回されるぐらい魅力的な
女性に出会えたこと自体に感謝しなきゃならないのだ。
もうすぐ彼もそれに気づくと思います。

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HIGE VISION @higevision

素人の信徒が塗り直した聖母マリアのようなイラスト、気になってしまう。 https://t.co/8k1IyeExW2

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