男性の勝手な妄想や都合のいい幻想にとらわれず、女性を描いてきた常本。新作短編「何もない部屋」では、ホステスとして働きながら男性による欲望の視線を跳ね返し自由に生きようとする女性の姿を描いている。このたびの「ツネモト×4人のヒロイン」は、常本が同作を完成させたことをきっかけに、旧作とあわせて上映するため企画したものだ。
そのほかラインナップには、夢が叶わず挫折し漂うように生きる女性を16mmフィルムで捉えた「みつかるまで」、青春のモヤモヤを“とんでもないバイタリティ”で乗り越えていく女性の物語「アナボウ」、アイデンティティの危機に見舞われた女性がもう1人の自分を発見する「蜘蛛の国の女王」が並んだ。各作品で
板谷は「20数年前、監督と、夜中まで熱く話をし、この作品に取り組んでいた20代の私の情熱はまだ今の私の中に居るだろうか、と考えました。それが残っている限りこの仕事を続けたい、そんな思いが浮かびます」とコメント。川添は「銀座という街には、夢も、現実も、人生も、不思議の国への入り口までもが渦巻いている。常本監督の織りなすワンダーランドを、どうぞ、ご堪能ください」と呼びかけた。
また「何もない部屋」で主演を務めた
「ツネモト×4人のヒロイン」予告
ツネモト×4人のヒロイン
2025年5月22日(木)、5月31日(土)、6月12日(木) 東京都 Stranger
上映作品
- 何もない部屋
- みつかるまで
- アナボウ
- 蜘蛛の国の女王
いがらしみきお コメント
常本監督、相変わらずのきめ細かい演出でいずれ劣らぬおもしろさでした。
板谷由夏 コメント
20数年前、監督と、夜中まで熱く話をし、
この作品に取り組んでいた20代の私の情熱は
まだ今の私の中に居るだろうか、と考えました。
それが残っている限りこの仕事を続けたい、
そんな思いが浮かびます。
経験に感謝します。ありがとうございました。
川添野愛 コメント
私は、夢を見ていた…? 人間の脳みそはなんと、愉快。壮大。
何もない部屋には全てがあって、あると思っていたことは何もなかった。銀座という街には、夢も、現実も、人生も、不思議の国への入り口までもが渦巻いている。
常本監督の織りなすワンダーランドを、どうぞ、ご堪能ください。
木原勝利 コメント
いつの時代も男は女に振り回される。いや、振り回されてるぐらいが
実は幸せなんだと思えてくる。振り回されるぐらい魅力的な
女性に出会えたこと自体に感謝しなきゃならないのだ。
もうすぐ彼もそれに気づくと思います。
HIGE VISION @higevision
素人の信徒が塗り直した聖母マリアのようなイラスト、気になってしまう。 https://t.co/8k1IyeExW2