製作費は55億円、中国古典文学「紅楼夢」を原作にしたフー・メイの監督作が公開

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中国の古典文学「紅楼夢」をもとにした映画「紅楼夢之金玉良縁(原題)」が、「紅楼夢(こうろうむ)~運命に引き裂かれた愛~」の邦題で5月30日より東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国で順次公開されることが決定。このたびポスタービジュアルと予告編が到着した。

「紅楼夢(こうろうむ)~運命に引き裂かれた愛~」ポスタービジュアル

「紅楼夢(こうろうむ)~運命に引き裂かれた愛~」ポスタービジュアル

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原作の中でももっともドラマチックな賈宝玉(かほうぎょく)、林黛玉(りんたいぎょく)、薛宝釵(せつほうさ)の愛と悲劇の物語を軸に描かれた本作。代々高官を輩出する名家・賈家一族の貴公子である宝玉は、家長である賈母・史太君の寵愛を受け、壮麗な邸宅で不自由なく遊び暮らしていた。あるとき、江南の塩政大臣であった林如海が、莫大な財産と一人娘の黛玉を残してこの世を去る。母方の祖母である賈母を頼り、栄国府で暮らすことになった黛玉は、宝玉と惹かれ合うもすれ違いを繰り返していた。

一方、宝玉の叔母である薛夫人一家も、わけあって賈家を頼り栄国府を訪れる。その一人娘である宝釵は邸内の者からも慕われており、彼女が身に付けていた金鎖には、宝玉の持つ通霊宝玉と対になる句が刻まれていた。そんなある日、宝玉が自身の通霊宝玉をなくし、せん妄状態になってしまう。彼の命を救うため、賈家の財政を切り盛りする王熙鳳は、金玉の縁で結ばれる運命にある宝玉と宝釵の結婚を提案。彼らの結婚を知ってしまった黛玉は失意と絶望の中で息を引き取り、宝玉は愛する黛玉の死を受けて出家の道を選ぶのだった。

監督を務めたのは「孔子の教え」のフー・メイ。キャストにはビエン・チェン(辺程)、ジャン・ミアオイー(張淼怡)、ホアン・ジアルン(黄佳容)、リン・ポン(林鵬)、ルー・イェン(リサ・ルー / 盧燕)、ヤン・トンシュー(楊童舒)が名を連ねている。製作費には55億円が投じられ、2024年の第9回ゴールドクレイン賞(金鶴賞)では審査員特別賞に輝いたほか、ヤン・トンシューが最優秀助演俳優賞を受賞している。予告編はYouTubeで公開中だ。

中国映画「紅楼夢(こうろうむ)~運命に引き裂かれた愛~」予告編

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