目黒蓮、佐野勇斗との出会いくれた「トリリオンゲーム」に感謝「僕にとって財産」

劇場版「トリリオンゲーム」の大ヒット御礼舞台挨拶 in 大阪・名古屋が2月23日に大阪 TOHOシネマズ 梅田と愛知・ミッドランドスクエアシネマで行われ、キャストの目黒蓮（Snow Man）、佐野勇斗（M!LK）、福本莉子が登壇した。

本作は2023年7月期にTBS系で放送された連続ドラマ「トリリオンゲーム」の劇場版。信念のためワガママを突き通すハッタリ男・ハルと、気弱で心優しい凄腕エンジニア・ガクが日本初のカジノリゾート開発に挑むさまが描かれる。目黒がハル、佐野がガクを演じ、2人を支える高橋凜々に福本が扮した。

主演映画では初めての地方キャンペーンとなった目黒は「大阪の皆さんは、ライブのときも熱気を感じるので、今日もたくさん熱いコミュニケーションを取れればと思っています！」と挨拶。連続テレビ小説「おむすび」の撮影で大阪に1年間滞在していた佐野が「大阪出身の人はだいたい地元の友達だと思っている」と話すと、目黒が「1年で!?」とツッコミを入れ、会場を温める。大阪が地元だという福本は「映画を観るといえば、TOHOシネマズ 梅田だったので、すごく感慨深いです」とコメント。これを受けた佐野が「“1年”で話したのが恥ずかしい……（福本が）一言言うたびにこちらを見てきて……腹立たしい（笑）」とぼやくと、目黒は「撮影期間中も2人（佐野と福本）は、こんな感じでもめてました（笑）」と報告した。

2月14日に本作の公開初日を迎え、翌15日には大親友で本作にも出演している原嘉孝がtimeleszに加入し、めでたいことだらけの週末となった目黒。「本作を1人でも多くのお客さんに観ていただけている。そして（timeleszに加入することで）多くの皆さんに原の存在を見ていただける機会が増えていく。そういうことも自分の夢の1つだったので、本当にうれしいです。ちゃぼす！」と原が使うフレーズ「ちゃぼす！」を使用しながら、うれしそうに伝えた。

またTOHOシネマズ 梅田で行われた2回目の舞台挨拶では、目黒が佐野にサプライズで手紙を用意。これは初日舞台挨拶で、佐野が目黒に誕生日祝いの手紙を送ったことから、目黒がスタッフに自ら相談して実現したものだ。目黒が「佐野くんは佐野くんらしく、とにかく幸せに過ごしてほしいと心から思っています。それが一番。大人になって、こんなに大切に思える人とは出会えないと思うから、そんな出会いを作ってくれたトリリオンゲームは僕にとって財産です。そして最後に。僕も佐野くんの味方です。ずっと」と述べると、「よくないよ……」と喜ぶ佐野の目には光るものが。目黒は「この間すごく熱い手紙をくれたので、返せることがあるなら僕も返したいなと」と思いを口にした。手紙全文は後掲している。

そして3人は大阪から名古屋へ移動。愛知出身の佐野は「名古屋～でら、盛り上がってるかい～？ 名古屋～、トリリオンゲームどえりゃ～好きかい～？」と盛り上げる。M!LKでのメンバーカラーがピーチヒップピンク岡崎であることに話が及ぶと、佐野は「若いときに自分で色を決めていいよと言われたんです。岡崎市の観光伝道師に任命されて、付けたほうがいいかな……と付けたんですが、大きな場で言われると恥ずかしいですね……（笑）」と照れた様子を見せた。

イベント中にはハルのキャチフレーズが“天性の人たらし”であることにちなみ、目黒に「天性の◯◯というキャッチフレーズを付けるとしたら？」というテーマでトークを展開。佐野は「天性の神様。歌もダンスもお芝居もすごいんですが、人間力がすごいんですよ……裏で誰にどう思われるでもないところでも、重い荷物を持ってる人を助けてくれたり。そういうことってなかなかできることじゃなくて。僕もこんなに人のことを言わないんですが、本当にすごいなと思います」とたたえる。横で聞いていた目黒は「佐野くんもすごいですから！ こんなに陽キャっぽくしゃべっていますが、本当はめちゃくちゃ陰で……ちょっとでも盛り上げようと今がんばってます！」と暴露。佐野は「無理してるヤツみたいじゃん！」と笑った。

村尾嘉昭が監督を務めた劇場版「トリリオンゲーム」は全国で公開中。

目黒蓮の手紙（全文）

佐野くんへ
この前、佐野くんが熱い手紙を書いてくれて、とても嬉しかったので、僕も昨日書きました。
まず、ドラマの「トリリオンゲーム」が決まった時に、「バディとなるガクは佐野勇斗さんです」と言われた時、下調べをしたのですが、一番に出てきたのがインスタライブの佐野飯でした。
たくさんのコメントに素早く答えて、突っ込んだり、ボケたり、とにかくテキパキと明るい姿を見て、圧倒されて、今だから言えますが、ぼくとは性格が真逆で合わなさそうだなと（笑）（佐野：おい！）大丈夫かな、自分はあまり喋らないし、ノロマなので、佐野勇斗さん僕と長時間話すのつまらないだろうな、可哀想だなと思いました。
だけど、初めましての時、佐野飯の時の瞬発力がある姿とは打って変わって落ち着いていて、物事をしっかり考えて真面目な人だなと、一瞬で話が合いそうだと思いました。
インスタライブの佐野飯にしても、普段の明るさにしても、すべては真面目にファンの方やグループのために、楽しませたい、盛り上げたいという気持ちからきているんだなと感じて、尊敬していると同時に無理はしすぎないでほしいと心配になるところもあります。
佐野くんは本当に心が綺麗で、常に周りを見ていて、こんなにかっこいいのに二枚目以外のキャラクターもできて、バラエティもできて、こんなにマルチに活躍できる人はなかなかいないと思います。
前に二人で焼肉を食べている時に、佐野くんが「目黒くんみたいになりたい」と言っていたけど、僕からしたら、佐野くんみたいになれたらどれだけいいだろうと思います。佐野くんがいつも尊敬しているとか、憧れているみたいなことを色んなところで言ってくれるけど、そんな僕が佐野くんを尊敬しているし、憧れています。
佐野くんは佐野くんらしく、とにかく幸せに過ごしてほしいと心から思っています。それが一番。
大人になって、こんなに大切に思える人とは出会えないと思うから、そんな出会いを作ってくれたトリリオンゲームは僕にとって財産です。
そして最後に。僕も佐野くんの味方です。ずっと。
これからもよろしくね。
目黒蓮