物語の中心となるのは放送開始から40年の歴史があるが、現在は視聴率の低迷にあえぐ民放テレビ局JBNの看板報道番組「ニュースゲート」。主人公は公共放送で社会部記者としてキャリアを積み、その後、報道番組のキャスターを務めていたが、JBNの会長に引き抜かれ、ニュースゲートのメインキャスターに就任した進藤壮一(しんどうそういち)だ。阿部は“真実を伝える”ためには手段を選ばず、独自のルールで取材や調査を行い、既存のルールはおかまいなしの型破りな男・進藤を演じる。
また永野がバラエティで活躍したヒットメーカーで、進藤と同じく番組へのテコ入れとして総合演出に抜擢された崎久保華(さきくぼはな)役、道枝がジャーナリストを目指してアメリカの大学に留学した経験のある、入社2年目のアシスタントディレクター本橋悠介(もとはしゆうすけ)役に起用された。3人の関係性が全編を通して見どころとなり、進藤のキャスター就任によってばらばらだった面々がチームとして成長し、やがてある事件の真相を追求していくさまが描かれる。
脚本には「ブラックペアン」の槌谷健と守口悠介、「ミス・シャーロック/Miss Sherlock」の及川真実、「アンチヒーロー」の李正美、「#who am I」の
阿部は「どこまでが正義で、どこからが悪なのか、見るたびに考えさせられるはずです。キャスターとしての責任と葛藤、その裏にある人間らしさも感じてもらえると思います」とコメント。永野は「それぞれの正義や思いが交差していく部分が面白く、見ごたえあるドラマになっていると思います」とアピールし、道枝は「登場人物の熱さが画面を通して皆さんに伝わればいいなと思いますし、なかなか見ることのない報道現場の裏側も注目ポイントだと思います」と述べている。コメントの全文は以下の通り。
日曜劇場「キャスター」
TBS系 2025年4月スタート 毎週日曜 21:00~21:54
阿部寛 コメント
この作品では、真実を追い求める男の信念と覚悟を全力で演じています。どこまでが正義で、どこからが悪なのか、見るたびに考えさせられるはずです。キャスターとしての責任と葛藤、その裏にある人間らしさも感じてもらえると思います。緊迫感あふれるシーンの連続なので、ぜひ最後まで見逃さずに楽しんでください。
永野さんと道枝さんとは初共演なのですが、お二人ともお芝居が素晴らしく、元気も良いので、お二人を研究しながら自分も負けないように頑張って撮影していきます。皆さんと協力しながら見ごたえのある番組にしたいと思っていますので、ぜひ4月の放送を楽しみにしてください。よろしくお願いします。
永野芽郁 コメント
阿部さんとはいつかご一緒したいと思っていたので、今回こうしてご一緒できるのが楽しく刺激的な毎日です。道枝くんとも初共演なのですが、年も近いので私が演じる華と道枝くん演じる本橋の関係性も含めて、一生懸命ふたりの凸凹コンビ感をつくっている最中です。そのコンビネーションも皆さんに期待していただけたらと思います。
それぞれの正義や思いが交差していく部分が面白く、見ごたえあるドラマになっていると思います。私は総合演出として走り回っているので、皆さんも私と一緒に走り回っているような気持ちでハラハラドキドキしながらぜひご覧ください。
道枝駿佑 コメント
阿部さん、永野さんという豪華な方々とお芝居でご一緒させていただけるのがすごくありがたく、おふたりに食らいつきながら毎日を過ごしています。おふたりが現場でたくさんお話ししてくださるので、僕も時間を忘れて話しすぎたりするのですが(笑)、今回の撮影を通して、もっと距離を縮めていけたらなと思っています。登場人物の熱さが画面を通して皆さんに伝わればいいなと思いますし、なかなか見ることのない報道現場の裏側も注目ポイントだと思います。日曜の夜を毎週楽しみに「キャスター」を見てくださったらなと思います。
伊與田英徳(プロデューサー)コメント
キャスター役の阿部寛さん演じる進藤が、悪い奴らをどんな風に成敗するのか大変楽しみです。そんなキャスター役の阿部さんに振り回されながらも、ある思いを届けようとする永野芽郁さん演じる総合演出役の華が、逆風の報道の世界にどう立ち向かうのかも楽しみです。そして、志高く海外で報道を勉強していた道枝駿佑さん演じるADの本橋が、理想と現実の狭間で、どうやって自分の進むべき道を見つけるのかも楽しみでなりません。
私が学生時代にTBSでアルバイトをしていた頃、報道の大先輩とお話しさせていただく機会がありました。その方はある事件の対応で数日に渡って泊まり込みでニュース番組に携わっていて、私がいろいろと質問させていただいた際に「真実を伝えることの大切さと重要さ」について熱く教えていただきました。徹夜続きで眠かったと思いますが、その先輩の熱量に圧倒されたことを鮮明に覚えています。
このドラマの企画が進み、今回、実際に報道に携わる方々に取材させて頂いて改めて報道の大切さと同時に難しさを痛切に感じました。ドラマというフィクションの中で、いろいろな架空の人物が登場し、事件が勃発しますが、報道に携わる方々に教えていただいた魂を大切に、精一杯制作させていただきたいと思います。
阿部さんがどんな役をやったら面白いのか?と考えているときにふと、キャスターはどうだろうと思い立ち、阿部さんに相談してこの企画に至りました。実は、まさか阿部さんがキャスターをやっていただけるとは思っておらず、いまとてもワクワクしています。
さらに阿部さんとタッグを組む役者の皆さんを考える中で奇跡的な出会いがありました。とある授賞式でお会いした永野さんとはいつか作品でご一緒したいと思っていて、今回、ようやく念願が叶ってとても嬉しく思っています。
道枝さんはなにわ男子のコンサートを拝見したときに、会場の隅々までキラキラのオーラが伝わってきたことに感動し、ぜひご一緒いたいと思っていました。その圧倒的オーラの記憶は焦ることなく今もつい昨日ように思い出されます。
お三方が報道を舞台にどんなお芝居をしていただけるのか、今から楽しみです。皆さんも、楽しみにお待ちいただきたく思います。
阿部寛の映画作品
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