本作は視聴率が低迷する報道番組「ニュースゲート」のキャスターに就任した進藤壮一を主人公にした社会派エンタテインメント。既存のルールはおかまいなしの型破りな男・進藤を中心に、テレビ局の報道番組が闇に葬られた真実を追求するさまを描く。阿部が進藤を演じるほか、総合演出に抜擢された崎久保華に永野、入社2年目のAD・本橋悠介に道枝が扮している。この日はキャストの
阿部は観終えたばかりの1話の感想を「ハラハラドキドキしながら、皆さんと一緒に観ることができてすごく幸せです」と吐露。ニュース番組のメインキャスターという役にプレッシャーを感じていたそうで「役なんですけど、あの場(スタジオ)に立つと、人に伝えなくちゃいけないという使命を感じて。伝える難しさを感じながら演じていました。今日観てちょっと安心しました。報われた気がしています」と明かした。
総合演出として現場を駆け回るシーンの多い永野は「毎日、筋肉痛になりながら走ってよかったなと思うぐらいに、いい感じに走っていて」と笑顔を見せながら、1話の感想を「撮影現場で感じた緊迫感や展開の読めなさを感じることができて。一緒に作っているキャスト・スタッフの気持ちを会場の皆さんにも共有できた気がします。面白かったです」と話す。道枝は本橋の“ちゃっかりしている一面”を意識しているそうで、「ルールに縛られず自由に仕事しているのが少しでも伝わっているとうれしい」と続けた。
クランクイン前に、TBSで放送されている報道番組「news23」の現場を取材したというキャスト陣。阿部は「いろんな部署でいろんな人が動き回っていて、それぞれの仕事を持っている。この裏側の人間模様は実際のニュース番組には出てこないけど、そういうものもドラマではちゃんと描かないといけないと思った瞬間でした」と振り返る。役作りでは実際のキャスターの映像を見て研究しており、「キャスターは冷静じゃないといけないのですが、ちょっとした感情を見せることもある。そういう表現の仕方を考えながら演じていました」と述懐。「過去の作品の中で一番、滑舌がいい」と語る一幕もあった。
1話の前半、「ニュースゲート」の制作現場である人物と対峙する進藤。進藤の破天荒ぶりが際立つ1話の大きな見どころとなっており、それを目の前で見ていた道枝は「阿部さんのお芝居を真正面から受けて、パワーがすごすぎて泣きそうになったのを覚えています。『逃げ切れると思うなよ』のあとに『お疲れ様』と言うときの切り替えも怖すぎて、震えました」と明かす。阿部も「ある種のフェイクの瞬間なんですが、とても大事なシーン。あとあとつながってくるような部分もあって、その感情も含めてぶつけました」と話す。さらに阿部は本橋を「進藤にとって“使える人物”」と表現しつつ、「本当に忍者みたい。動きも早いし神出鬼没。道枝くんがすごくチャーミングに演じてくれています。これからも楽しみにしています」とたたえた。
最後に阿部は「今はいろんな情報が錯綜する、自分もどの情報を正しく受けとったらいいか考える時代だと思います。これからを生き抜いていくのに、ニュースの現場で働く人たちの生き方を見て、いろいろと考えていただく瞬間があってもいいのかなと思います。ハラハラドキドキの報道エンタテインメントを楽しんでください」と呼びかけ、イベントを締めくくった。
「キャスター」は4月13日にスタート。毎週日曜21時から放送される。
日曜劇場「キャスター」
TBS系 2025年4月13日(日)スタート 毎週日曜 21:00~21:54
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