Koki,「TOUCH」は宝物のような存在、本木雅弘は中村雅俊にあの曲を歌ってほしかった

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映画「TOUCH/タッチ」の公開記念舞台挨拶が本日1月25日にTOHOシネマズ シャンテで行われ、キャストのKoki,、本木雅弘中村雅俊が登壇した。

「TOUCH/タッチ」公開記念舞台挨拶の様子。左から中村雅俊、Koki,、本木雅弘

「TOUCH/タッチ」公開記念舞台挨拶の様子。左から中村雅俊、Koki,、本木雅弘

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「TOUCH/タッチ」ポスタービジュアル

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バルタザール・コルマウクルが監督を務めた本作では、初期の認知症を患った主人公クリストファーが過去に姿を消した恋人の謎を解き明かすため、アイスランドからイギリス、日本を旅するさまが描かれる。エギル・オラフソンが現代のクリストファー、パルミ・コルマウクルが青年時代のクリストファーを演じ、彼が1969年にロンドンで出会う最愛の人・ミコ役でKoki,、彼女の父親でクリストファーが働く日本料理店を営む高橋役で本木、2020年の日本でクリストファーと出会い酒を酌み交わすクタラギ役で中村が出演している。

Koki,

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本木雅弘

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Koki,は満席となった客席を前に「この映画は私にとって宝物のような存在。多くのことを学ばせていただいた作品なので、ようやく皆さんに観ていただくことができてうれしく思います」と挨拶する。3カ国での撮影について聞かれると「スタッフの皆さんが愛情深く支えてくれました。家族のようなチームワークで撮影をしたんですが、その中心にいる監督がすごく優しくて。情熱に感動することが多かった」と述懐。本木も「アイスランドの方たちって本当に穏やかで、家庭的なんです。そしてすごく働き者。日本人に近いところがあるのかもしれない」と続いた。

中村雅俊

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中村はカラオケで「また逢う日まで」を歌唱するシーンに触れ「とにかく突然出てきてクリストファーさんと意気投合し、お酒を飲んでカラオケをするというおじさんの役。楽しくやろうと臨みましたね」と振り返る。そんな彼の発言を受け、本木は「あの曲もいいんですけど、僕ら世代としては(中村の代表作である)『ふれあい』を歌ってほしかった」と笑いながら付け加えた。

左からKoki,、本木雅弘

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劇中では、1945年に広島に投下された原爆をめぐる悲劇が物語の背景として描かれていく。本木は「日本の歴史が抱えた傷が織り交ぜられています。そうした作品を異国の方が書いて、発信したということが大きいと思う」と話し、「傷付かない人生というのはないということ」「負った悲しみ、苦しみが糧となって生まれる希望というものもある」と、本作の持つメッセージを伝えていく。中村は「世の中ではまだどこかで戦争が起きていますし、核の問題もあります。この映画をきっかけに現実を見つめ直していただけたら」と呼びかけた。

最後にKoki,は「この映画を観てくださった皆さまの心に、何か残るものがあればうれしいです」と述べ、イベントの幕を引いた。

「TOUCH/タッチ」は全国で公開中。

※Koki,のoはマクロン付きが正式表記

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映画「TOUCH/タッチ」予告編

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