映画「
Koki,は満席となった客席を前に「この映画は私にとって宝物のような存在。多くのことを学ばせていただいた作品なので、ようやく皆さんに観ていただくことができてうれしく思います」と挨拶する。3カ国での撮影について聞かれると「スタッフの皆さんが愛情深く支えてくれました。家族のようなチームワークで撮影をしたんですが、その中心にいる監督がすごく優しくて。情熱に感動することが多かった」と述懐。本木も「アイスランドの方たちって本当に穏やかで、家庭的なんです。そしてすごく働き者。日本人に近いところがあるのかもしれない」と続いた。
中村はカラオケで「また逢う日まで」を歌唱するシーンに触れ「とにかく突然出てきてクリストファーさんと意気投合し、お酒を飲んでカラオケをするというおじさんの役。楽しくやろうと臨みましたね」と振り返る。そんな彼の発言を受け、本木は「あの曲もいいんですけど、僕ら世代としては(中村の代表作である)『ふれあい』を歌ってほしかった」と笑いながら付け加えた。
劇中では、1945年に広島に投下された原爆をめぐる悲劇が物語の背景として描かれていく。本木は「日本の歴史が抱えた傷が織り交ぜられています。そうした作品を異国の方が書いて、発信したということが大きいと思う」と話し、「傷付かない人生というのはないということ」「負った悲しみ、苦しみが糧となって生まれる希望というものもある」と、本作の持つメッセージを伝えていく。中村は「世の中ではまだどこかで戦争が起きていますし、核の問題もあります。この映画をきっかけに現実を見つめ直していただけたら」と呼びかけた。
最後にKoki,は「この映画を観てくださった皆さまの心に、何か残るものがあればうれしいです」と述べ、イベントの幕を引いた。
「TOUCH/タッチ」は全国で公開中。
※Koki,のoはマクロン付きが正式表記
norikichishio @norikichishio
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