Amazon Original映画「不都合な記憶」の配信記念イベントが本日9月26日に東京・109シネマズプレミアム新宿で行われ、キャストの
本作は、西暦2200年、科学技術が発展し、人類の宇宙移住が進んだ近未来を舞台とした物語。宇宙に浮かぶ高級レジデンスに暮らす夫婦・ナオキとマユミは平穏な生活を送っている。しかしナオキは、マユミが自分を一番に愛していた頃の幸せな日々を取り戻すため、妻をアンドロイドにしていたのだった。伊藤が何度も妻を“作り変える”天才科学者のナオキ、新木が陶芸家のマユミを演じ、
「監督の描く世界観は壮大で繊細、こだわりが強い」と表現する伊藤は「宇宙での生活には何が必要なのか?といったことをみんなでディスカッションしながら、ナオキという役を掘り下げていけたのは貴重な体験でした」と振り返る。
続く新木も「本当に監督の描く宇宙は壮大です」と同意し、「タイに撮影に行って、セットを見たときは本当にびっくりしました。あんなに大きなスタジオは見たことがなくて。細部まで作り込まれた世界観に圧倒されました」と述懐。そして「1番びっくりしたのは作品を観たときです。これが監督の思い描いていた壮大な宇宙だったんだ!と実感できました」と声を弾ませた。
伊藤と初共演にして夫婦を演じた新木は「自分が出ていない場面でも、英明さんの出演シーンを見学したことがあったんですが、熱量がすごくて! ナオキがそこにいるんです。英明さんは情熱的で紳士的なのに、目の前にいるナオキは猟奇的。本当にこういう人なのかな?と思って怖さを感じるほどでした」と回想する。
一方の伊藤はタイでの撮影を振り返りつつ「長期間日本を離れているとたまに日本食が恋しくなるんです。そんなタイミングで新木さんがキャストやスタッフにおにぎりを振る舞ってくれて。具は天かすとめんつゆを使ったもの。懐かしさにエネルギーをもらいました」と感謝する。これを横で聞いていた新木は「自分も食べたかったですし、皆さんにも食べてもらいたかったんです。タイの方も喜んでくださってうれしかったです」と笑みをこぼした。
イベント中盤には、宇宙で暮らす際に持って行きたいものを2人が発表することに。「植物の種」と書かれたフリップを掲げた伊藤は「(お題を聞いたときに)地球がダメになったのかな?と想像したんです。いろいろな種を持って行って、生活に役立つものを育てていきたいです」と語る。カメラを選んだ新木は「私自身カメラが好きで、生きてきた証を残せるかなと。生きているうちに宇宙空間の写真を撮るのは難しいかもしれないですが、機会があれば撮りたいですね」と期待を込めた。
最後に新木は「まっすぐであることはいいことなんですけど、たまには寄り道したり、ゆがんだり、それが人にとっては必要なのかなとこの作品を通して感じました。ナオキとマユミの関係はシンプルなものだったのに、歪曲していった。でもそれが悪いことだったかというとそうではない。2人の関係がいろいろ考えるきっかけを与えてくれました。この作品が皆さんにとっても何か考えるようなきっかけになれば」と願いを込める。また伊藤は「普遍的な愛や人間関係を描いた深いドラマになっています。想像力を働かせながらご覧になってくれたらうれしいです」と呼びかけ、イベントの幕を引いた。
「不都合な記憶」は、9月27日よりPrime Video(プライムビデオ)で世界独占配信。
最新エンタメニュース @_let_it_be
【『不都合な記憶』配信記念イベント】伊藤英明と新木優子、石川慶監督が描く宇宙を語る「壮大で繊細」 https://t.co/MQEQ6N7Q5j
#不都合な記憶 #新木優子 #伊藤英明