第19回大阪アジアン映画祭のインディ・フォーラム部門に入選した本作では、ソープ嬢として働く主人公・加那が、認知症である祖母・紀江を介護する1週間が描かれる。実家とソープ店を行き来する加那は、名前すら覚えてくれない紀江と“初対面”を繰り返すが、“どうせ忘れる”相手に対して仕事のことを打ち明けられることに気付き、徐々に心を開いていく。そして、紀江のこれまでの人生と孤独を知ることで、加那は自分自身を見つめ直すのだった。俳優としても活動してきた岡崎育之介が監督・脚本を手がけている。
加那を中尾、紀江を研が演じたほか、
岡崎は「研ナオコさんのキャラクターさながら映像も音楽もカラフルで、肩に力を入れず笑って泣いて、楽しく観られないと意味がない。そして映画館の帰り道に、ちょっぴり難しいことも考えてみる」「血の繋がった2人が“初対面”を繰り返す家族の物語。大切な人は、いつまであなたを覚えていられるでしょうか」と語っている。このたび解禁されたビジュアルには、ソープ嬢としての姿と、介護をする姿を半身ずつ組み合わせた加那のほか、彼女が紀江と笑い合う様子が収められた。
※岡崎育之介の崎は立つ崎(たつざき)が正式表記
※高木直子の高は、はしごだかが正式表記
中尾有伽 コメント
出来上がった映画を初めて観たとき「クレヨンしんちゃん」みたいだなと思いました。主人公に自分を重ねてもいいし、友情、恋愛、家族の視点もあって、幅広く届くものになっている。皆さんそれぞれの心には、どんなポイントが刺さるのか、私も楽しみにしています。
研ナオコ コメント
今回、岡崎監督からオファーをいただいて、監督の経験と人柄を知り、お話を聞いていくうちに「私に対して妥協するなら出ません」と言う答えになりました。久しぶりに心に通じる何かを感じたからです。私はいつもと変わらず一緒なんですけどね。完成した作品を初めてスクリーンで観た時は撮影現場での事をいろいろ思いだしました。現場ではお互い納得のいくところまで話し合い、撮影に挑みました。勿論現場の雰囲気作りも大事ですからね。観ていただいた方に何か一つでも心に引っかかるものがあったら嬉しいです。
岡崎育之介 コメント
新しい芸能界を作りたいと思っています。日本の作品は暗すぎる。みんなそんなものばかり見たいのか? もうそんな時代じゃなくていい。だから、僕が時代を始めます。後に語られる“明るかった時代、令和”を、この映画「うぉっしゅ」から始めます。ジメッとしたテーマこそ「明るくポップなエンタメ作品」に。研ナオコさんのキャラクターさながら映像も音楽もカラフルで、肩に力を入れず笑って泣いて、楽しく観られないと意味がない。そして映画館の帰り道に、ちょっぴり難しいことも考えてみる。「洗うこと・忘れられること」ソープ嬢が認知症のおばあちゃんの介護をする。血の繋がった2人が“初対面”を繰り返す家族の物語。大切な人は、いつまであなたを覚えていられるでしょうか。
中尾有伽の映画作品
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ERIZA TOMIZAWA|富澤えりざ @erizasennsei
これ観る! https://t.co/6b4HaBn6f0