映画「
前作「インサイド・ヘッド」では、11歳の少女ライリーの“頭の中”に住むヨロコビ、カナシミ、イカリ、ムカムカ、ビビリという感情たちの物語が紡がれた。9年ぶりの新作となる本作では、高校入学を控えたライリーの頭の中に、“大人の感情たち”が現れる。大竹がカナシミ、多部がシンパイ、横溝がライリーに声を当て、村上がハズカシ、小清水がヨロコビ、小松がムカムカ、落合がビビリ、浦山がイカリ、花澤がイイナー役を務めた。
本作に共感した観客から「号泣した」「これは自分の物語だ」という声が寄せられているそう。これを聞いた村上が「皆さん自分の物語だと思っているんですか!? いや、僕の物語だと思うんですけど!」と対抗すると、多部も「私の話かと思っていました!」と乗っかり笑いが起こる。
大竹は「うらやんだり、恥ずかしいと思ったり、そんな感情はすべて喜びのためにあるんだなって教えてもらえる作品です」と、横溝は「ライリーと同世代の方はもちろん、大人の方も共感できる映画だと思います」とアピールした。
前作から続投した小松は「前回は9年前にアフレコしたので、我々は歳を重ねている。でも始まったら問題はなくて、すごく楽しくやりました」と笑顔に。落合は「僕は由佳ちゃんと逆で、なんか自分がやりたいようにできないなって思っていたら、本国の声優さんが変わっていたんです。原音に引っ張られることもあるので、着地点を探るのが難しかったですね」と苦労を明かした。浦山は「イカリは前作で、ライリーを家出させちゃったりしたので反省しています。今回はヨロコビを励ましたり、ライリーに貢献していてほっとしました」とコメント。今作から参加となった花澤は「感情自体を演じるのはなかなかない機会で、めちゃくちゃ難しかったです。イイナーという気持ちは大人になるにつれて、人に隠したくなるような感情。でも、演じてみたら、なんて純粋な感情なんだろうって。イイナーを認めてあげなきゃなと思いました」と伝えた。
イベント中盤には、登壇者たちが映画のお気に入りポイントを語り合う場面も。大竹は「詳しくは言えないんですけど、ラストシーンが大好きです」とにこにこと話す。続く多部が「どの感情も失ってはいけないもので、それぞれが補い合って1人の人間ができている。それが感動するポイントだと思います。私もラストシーンが大好きです」と言うと、村上も「ラストシーンが本当に好きです」と期待値を上げた。小清水は「ライリーはもちろんのこと、ほかの人間の感情も個性豊かです。私はラストシーンの前のぐっ!と行くあたりも好きです」とネタバレを気にしつつ口にする。
最後に多部は「参加させていただけてとてもうれしかったです。もっと、ここで話したいことがあるんですが、とにかく早く観ていただきたいので、我々はすぐ帰ります(笑)」と述べ、会場の笑いを誘う。大竹は「夏休みの思い出だけじゃなく、人生の思い出になるようないい映画になってます」と語り、イベントの幕を引いた。
「インサイド・ヘッド2」は全国で公開中。
落合弘治 Koji Ochiai @ochiai1966
もう1週間前。色んなことがあった1週間だったなぁ。 https://t.co/K2zwVsja8w