映画「
「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト」は、
最初に話題に挙がったのは、先日米ロサンゼルスで行われた「Anime EXPO2024」のスペシャルイベント。キャストも参加した同イベントを、山下は「めっちゃアメリカ!って感じでした。オープニング映像でキャラクターが出てくると、そのたびにフー!と声が上がるんです」「みんなで一緒にやった『PLUS ULTRA』の掛け声の熱量がすごかったんです」と興奮気味に振り返る。宮野が「今回は(英語ではなく)日本語の発音で言ってほしいって言ったんだよね」と付け足すと、山下はうれしそうに「しっかり日本語発音でしたね」と回想。三宅は「『ヒロアカ』自体、個性を全面に出している作品ですが、アメリカのファンの皆さんも個性の強い方々が多かった。新鮮でした」と述懐する。参加できなかった岡本は「1回も『ヒロアカ』イベントでアメリカに行けてないんです。(英語発音だと)『PLUS ULTRA』が『ポスター』に聞こえると前から耳にしていたので、生の『PLUS ULTRA』を聞いてみたかったですね」と残念そうに笑った。
今作ではオールマイトに似た男、ダークマイトが登場する。ダークマイトについて尋ねられた山下は「あいつなんなんですかね!」と冗談混じりに答えつつ、「三宅さんの芝居力をひしひしと感じました。同じ声で同じようなフォルムですが、全然別のキャラクターとして聞こえてくるんです。説得力がすごい。だからこそ、僕はオールマイトが大好きだと改めて感じました」と愛を伝えた。それを聞いた三宅は「あとでチョコレートをあげよう」と満面の笑みを浮かべて「今回山下くんと2人で声を録りました。ちょっと先輩風を吹かせたようなことを言うと、山下くんが成長していて末恐ろしいほどでした。また、宮野真守くんとは22年の付き合いですが、久々にかっこいいマモちゃんの声を聞けて涙腺が……」と称賛。宮野も「三宅さんは今回とても大変だったと思います。2つの人格を1人で演じるのはすごく難しいことなのに、ちゃんと(オールマイトとダークマイトは)別人になっているんです。普通じゃできない。覚悟を持ってやらなくてはいけないのでお兄ちゃんすごいなと」とたたえると、再び三宅は「チョコレートをあげよう」と愛情たっぷりにジョークを飛ばす。
デクと爆豪の関係性を聞かれた岡本は「映画本編でもそうですが、共闘する機会が増えました。お互いがどうやったら最善の行動ができるのか、私情は関係なく考えられるのが素敵。ヒーローとして認め合っているのかなと思います」と述べる。山下も「作戦を話し合わずに、その場のノリで最善の戦い方がお互いにできていて成長が見える。同じヒーローに憧れていることも見えてきてうれしくなります」と語った。
もともと「ヒロアカ」の大ファンだったという生見は「すごく興奮してしまってアフレコどころではなくて。こうやって作るんだとすごく感動しました」とコメント。三宅と宮野から「正直すごく達者でした」「この子すごいのよ」と褒められると、恐縮しながら「台本の読み方もわからなくて。実写の台本と全然違うので読み方から教えていただいたんです」と振り返る。また今作に起用された感想を聞かれると「信じられなくて。あまり緊張しないタイプなんですが、当日までどうしようどうしようと思っていました。でも収録が始まる前に、音響監督の方が台本に書かれていないことも熱心に教えてくださって。自分の考えとすり合わせて演じることができました」と述懐した。
また宮野は山下の演技に感動したと言い、「声優ってこういうことだなって。命を懸けてマイクの前に立ってすべてを出している声を聞いたときに、こういうことができるからすごいんだなと。山下くんっていい声優なんだなと」と真摯な思いを口にする。そして自身の役に関して「ジュリオはちょっと言葉遣いが荒っぽいキャラクター。でもなんで乱暴なのか、なんで乱暴なのに丁寧な人なのかにも理由がある。それをしっかりと大事にしたいなと思いました。アンナとは以前は令嬢と執事という関係でしたが、今は彼女の命を狙っています。この関係性が映画のキーポイントになっています」と説明した。
最後に山下は「この劇場版は4作目で、キャラクターそれぞれが成長を見せてくれます。その見せ方も個性的なのでぜひご覧になっていただきたいです。ゲストキャラクターの2人がデクたちの新しい成長を引き出してくれるのも見どころで、素敵なハーモニーを醸し出してくれました」「最後のほうは怒涛の展開。瞬きせずに観てください」と熱くアピール。観客とともに「更に向こうへ! PLUS ULTRA!」と叫んでイベントを締めた。
Mukesh Gurjar @mukeshgarati
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