7月5日に公開を控える映画「
本作は、フェラーリ社をイタリア屈指の自動車メーカーへ成長させた希代の経営者エンツォ・フェラーリが主人公の物語。劇中では1957年、59歳だったエンツォの波乱と激動の1年に焦点を当て、同社が再起を誓ってイタリア全土1000マイル(約1600km)を走るレース「ミッレミリア」に参戦するさまが描かれる。アダム・ドライバーがエンツォ役で主演を務めた。
ミッレミリアは北イタリアのロンバルディア州ブレシアをスタート / ゴール地点とし、都市間の一般公道を猛スピードで駆け抜けていくレース。貧しさ故に常設サーキットの少なかったイタリアにおいてミッレミリアは国民的人気イベントだった。1957年は、その2年前にスターリング・モスが「メルセデス・ベンツ300SLR」でたたき出した歴代最速タイムを塗り替えるべく、各メーカーがしのぎを削っていたという。
映像にはフェラーリとマセラティのマシンがイタリアの大自然の中を駆け抜けるシーンを収録。フェラーリはアルフォンソ・デ・ポルターゴ、マセラティはジャン・ベーラというエースドライバーの対決だ。死と隣り合わせの緊張状態の中でマシンを操るレーサーの表情、時に接触するほど近距離で互角に渡り合うレースの様子が確認できる。監督の
デ・ポルターゴを演じたのは、F1レーサーのアイルトン・セナ役で主演を務めたNetflixシリーズ「セナ」の配信を控えるブラジル出身のガブリエウ・レオーニ。ベーラには本作にスタントドライバーとしても参加したデレク・ヒルが扮している。
「フェラーリ」は東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国でロードショー。
映画「フェラーリ」本編映像(山岳篇)
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