2019年より「狼煙が呼ぶ」「破壊の日」「全員切腹」「生きている。」「ここにいる。」と毎年新作が製作されてきた同シリーズ。飛騨の山奥にある秘境で撮影が行われた「すぐにゆく。」では、狼信仰を背景に人間の怒りと祈り、現代のもののけとの対峙や離脱が描かれる。
映像には渋川演じる修行僧の姿などを収録。音楽は飛騨音響派が担当し、エンディングテーマに狼蘇らせ隊♡の「狼人間」が使用されている。渋川は「豊田利晃は修行僧のようだ。その中に遊びもまぜつつ。それなので今の豊田映画の物語に入ると自分も修行僧のようになります。そして僕も物語と共に修行をしました」と、豊田は「誰かのことを思い、誰かの為になら『すぐにゆく』と思う気持ちさえあれば、大抵のことは乗り越えられると信じている」とコメントした。
なお「狼蘇山例祭」では本作の上映のほか、渋川と豊田の舞台挨拶や飛騨音響派、
映画「すぐにゆく。」ティザー映像
映画「すぐにゆく。」ワールドプレミア公開イベント
2024年7月24日(水)東京都 WWW X
開場 18:30 / 開演 19:30
料金:7240円+1ドリンク代
<出演者>
豊田利晃 / 渋川清彦 / 飛騨音響派 / 切腹ピストルズ / 鼓童(中込健太・住吉佑太)
「すぐにゆく。」制作意図
物質至上主義の時代は終わった。心の時代、意識の時代は始まっている。
AIもパソコンも心を持つ。それは量子力学の科学も証明している。
肉体を超えた人間の意識は果てしない可能性があり、人生を豊かにする。
自らの想像力だけが未来を創る。
想像力だけが俺たちを本当に辿り着きたい場所を導いてくれる。
想像力だけが世界と戦い、平和を祈る。
俺たちの想像力が試されている。
2024年5月1日 豊田利晃
渋川清彦 コメント
豊田利晃は修行僧のようだ。その中に遊びもまぜつつ。
それなので今の豊田映画の物語に入ると自分も修行僧のようになります。
そして僕も物語と共に修行をしました。3日目すべての撮影終了日暮れ前、
雲がかかってた乗鞍山が最後に晴れました。みんなの祈りが通じたようでした。
自然の厳しさ優しさ美しさに触れ、少し成長したような三日間だった。
日本酒は夜明け前。
豊田利晃 コメント
2023年の冬至の日、心を失っていた僕は、飛騨高山の水無神社で背中を押され、救われた気がした。
2024年の夏至の日、撮影隊とともに水無神社の狼に礼を言った。
誰かのことを思い、誰かの為になら「すぐにゆく」と思う気持ちさえあれば、
大抵のことは乗り越えられると信じている。
※記事初出時、作品名に誤りがありました。お詫びして訂正いたします
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