映画「
実話をもとにした本作は、心臓病の娘を救いたい一心で知識も経験もない状態から医療器具開発に挑み、のちに10万人以上もの命を救うこととなる家族の物語。父・坪井宣政に大泉、妻・陽子に菅野、心臓病を抱えた次女・佳美に福本、長女・奈美に川栄、末っ子・寿美(すみ)に新井、人工心臓を学び始めた坪井宣政が出会う研究医・富岡進に松村が扮した。
大泉は「撮影は2年ほど前。やっとこの日を迎えたなあという気持ちでいっぱいです。ここからは皆さんに『ディア・ファミリー』を育てていただく。坪井一家として過ごした日々を多くの方に観ていただけたら。本当に感無量です」と挨拶する。菅野は「(モデルとなった)ご家族の皆さんの大切な思いをお預かりして、たくさんの人のもとに届けたい一心で撮影していました。試写でこの映画を観たとき、素直に温かい涙があふれたのを覚えています」と続けた。
MCから本作にちなみ「家族への思い」について尋ねられた福本は「大阪出身で、高校を卒業してから上京しました。それ以来、なかなか家族と一堂に会する機会がないので、この映画を通して『やっぱり家族に会いたいなあ』と。毎日が続くのは永遠ではないので、気恥ずかしいけれど家族には感謝を伝えなきゃと思っています」と述べる。川栄は「この作品を観て、より1日を大切に、家族や周りの人に感謝して生きなきゃいけないなと。それを忘れないようにしたい」、新井は「家族との限りある時間を大切にしたいです」と感慨深い様子だった。
大泉のファンを公言している松村は、今回本人との初共演を果たした。困難にぶつかりながらも夢をあきらめなかった主人公にちなみ、「叶えたい夢」を問われた松村は「僕は大泉さんのファンというか、“マニア”なんです。奇跡の方ですから。大泉さんのやってきた舞台なんかを、いつかリメイクしてみたい」と明かす。その言葉を聞いた大泉は「ええ!? それは素晴らしい! SixTONESでTEAM NACSの舞台『下荒井兄弟のスプリング、ハズ、カム。』とかしようよ!」と喜色満面に。松村は「大泉さんが脚本・演出を手がけた舞台ですよね。SixTONESでやってみたい! 下荒井を6人でやれたら、この人生クリアだと思ってます」と興奮しきりだった。
また福本は、大泉のバディ役を熱望。「今度は元気な姿で組んでみたい! 凸凹コンビみたいな(笑)」と言う福本に、大泉は「やりましょう!」とにっこり。その様子を見て松村は嫉妬しつつ、「ある取材でバディものやりたいって話したら、大泉さんが『いいじゃないですか、バディやりましょう!』って(笑)。いくつ組むつもりですか!」とツッコミを入れる。大泉は「バディ好きだから!」とゲラゲラ笑っていた。
坪井宣政のモデルとなったのは、医療の世界とは無縁な町工場の経営者でありながら、IABP(大動脈内バルーンパンピング)バルーンカテーテルを生み出した筒井宣政氏(東海メディカルプロダクツ前社長)だ。イベントでは、バルーンカテーテルの治療で実際に救われた、ある家族の手紙を菅野が朗読。「息子が助かったのは、奇跡だと思っていました。でも映画を観て、違うと思いました。助けたい。生きてほしい。1人でも多くの人を救いたい。そんな思いが積み重なり、医療の発展の恩恵を受けて、今息子は生きている。そう思います。息子が大きくなったら、息子と一緒に映画『ディア・ファミリー』をもう一度観たいと思います。演じてくださった皆様、筒井家の皆様、東宝の関係者様、この映画に関わられたすべての人に感謝を申し上げます。素晴らしい映画をありがとうございました」と読み上げた。
最後に大泉は「こんなにも『新しいことを始めたい』『誰かのために何かをしたい』という気持ちにさせてくれる映画はない。背中を、優しくではなく強くドンッと押してくれると思います。大泉洋に泣かされるのは悔しいと思う方もいるかもわかりませんが(笑)、どうぞ観てください」とメッセージを送り、イベントは幕を閉じた。
「ディア・ファミリー」は全国で上映中。
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【初日舞台挨拶】『ディア・ファミリー』“大泉洋マニア”の松村北斗が叶えたい夢明かす https://t.co/PWw2YTeqAP
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