竹内涼真がドラマ「龍が如く」への燃えたぎる感情を吐露、“3つ目の龍”に大ヒットを祈願

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Amazon Originalドラマ「龍が如く~Beyond the Game~」の世界配信決定記者会見が本日6月4日に東京都内で行われ、主演の竹内涼真、監督の武正晴が出席した。

ドラマ「龍が如く~Beyond the Game~」世界配信決定記者会見に出席した竹内涼真(右)と武正晴(左)。

ドラマ「龍が如く~Beyond the Game~」世界配信決定記者会見に出席した竹内涼真(右)と武正晴(左)。

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「龍が如く~Beyond the Game~」ビジュアル

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セガのゲームシリーズである「龍が如く」に着想を得てオリジナル脚本が制作された「龍が如く~Beyond the Game~」では、“伝説の極道”桐生一馬と、兄弟同然で育った3人の孤児たちの姿が、1995年と2005年の2つの時間軸を行き来しながら描かれる。義理人情に厚い桐生を竹内が演じた。

竹内涼真

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竹内はオファー時の心境を問われると「素直に言うと、びっくりしましたね。もちろん原作は知っていましたし、僕を選んでいただいた意味を考えました。だってみんな桐生一馬のこと大好きでしょ?」と吐露。そして「重圧や使命感もありましたが、本気でぶつかってみようという湧き上がるもの、燃えたぎる感情が生まれました」と語る。撮影については「何度か監督とお話しして、ゲームでは描かれていない部分を一から作り上げていくという思いや、原作をリスペクトしつつ新しい『龍が如く』を作らないといけないという覚悟がありました」と回想した。

竹内涼真

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演じる桐生について「愛情深く、愛情に飢えている人物」と分析する竹内は「桐生一馬は自分でもあるんですよね。撮影の半年間は間違いなく彼になっていましたし、役として切り離せないくらい自分と近い位置にいた」と述懐。さらに「体作りもそうですが、衣装やメイクなど、2つの時代を行き来するので10年間のコントラストをしっかり表現しなければいけない」と役作りへの思いを話す。そして龍のメイクを担当したスタッフに感謝を伝え、「彼らはプロ職人で、2時間半で作り上げるんです。メイクしていただいている間に桐生モードに入ることができる。メイクチームの技術がとにかく素晴らしかった」とたたえた。

武正晴

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武は竹内について「作品に鍛えられましたよね。僕たちスタッフもそうですが、1つの作品で鍛えられると、また次のステップに行けるようになる」と言及。キャスティングについて問われると「まず最初に浮かんだのが彼(竹内)だった。『なぜ?』って聞かれたので、『(体が)でかいですよね』って(笑)。やっぱり体が大きくないとこの役は務まらないと思うし、存在感がある人が画面には必要」とコメント。加えて「今回は背中を映すシーンもある。人間の体で一番面積が大きいのが背中で、そこを鍛え上げる努力を知っている人だと思ったんですよね」と明かした。

竹内涼真(右)と武正晴(左)。

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撮影時のエピソードを聞かれた武は「無我夢中だったのでほとんど記憶がないんですが……」と前置きしつつ「原作はありますが、モノマネをする必要はないと(竹内に)言いましたね。“竹内さんの”桐生一馬を作り上げようっていうのは何度か話したと思います」と思い返す。対して「電話もしましたよね?」と目線を送る竹内は「お風呂の中で台本を読んで感動しちゃって。自分の中で走馬灯のようにシーンが浮かんできたので、風呂から上がって裸のまま監督に電話をかけたんです」と打ち明ける。武は「2つの時代を描くにあたって、どちらかというと1995年の未熟なほうの桐生をどう描くかが課題でした。でもセットに入ってくる彼(竹内)を見たらスタッフが集まってきて『すごくないですか?』って。僕らの前では見せない部分で努力していたんですよね」と話し、「暴力描写が半分以上を占めるストーリーですが、暴力を肯定的に描くのではなく、争い事がいかに虚しいものかをエンタメで伝えていく。そのメッセージをどう俳優と作っていくかが大きなチャレンジでした」とも発言した。

竹内涼真

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加えて「人生で初めて映画の現場に立ったのは武さんの作品なんです」と告白する竹内は、「11年前で、そのときはエキストラとして2秒くらいのシーンに参加しました。だから武さんにお会いできることが感慨深いですし、これが新たなスタートになるのかなと」と口にする。さらに「僕が現場に入ると、もう(舞台となる)神室町ができあがっていたんです。商売している人や喧嘩している人、警察もいたり。1人ひとりが町に生きている人だったので、僕はそこに入るだけでした。きっと世界観を武さん含めチームの皆さんが作り上げてくれたんだと、感情を噛み締めながらやっていました」と思い入れたっぷりに語った。

「応龍」に目を入れる竹内涼真。

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“3つ目の龍”を前に「これは大ヒットしますね」と話す竹内涼真。

“3つ目の龍”を前に「これは大ヒットしますね」と話す竹内涼真。[拡大]

会見の中盤では本作のヒット祈願も。金屏風を前にした竹内は、桐生の背中に彫られた刺青でもある「応龍」に目入れを行うが、本来とは異なる位置にも目を入れてしまったことから“3つ目の龍”が完成することに。竹内は苦笑いしつつ「すごいミラクルが起こっちゃいました。これは大ヒットしますね(笑)」と弁解していた。

全6話の「龍が如く~Beyond the Game~」はPrime Videoで配信。前半の3話が10月25日、後半の3話が11月1日に配信される。

竹内涼真 コメント

ゲーム「龍が如く」は世界的に人気なコンテンツなので重圧感も感じつつ、命を懸けて臨まないと成立しない作品だと思ったので、お話を頂いたときは嬉しい気持ちと同時に覚悟を決めなければと強く思いました。桐生一馬を中心に繰り広げられる主人公達の友情や葛藤など、濃い人間ドラマにぜひ注目して頂きたいです。そして「龍が如く」の一番の醍醐味である“龍”を背負った格闘シーンや、彼の生き様をぜひ見届けて頂けると嬉しいです。

武正晴 コメント

映画の仕事を始めて35年で培った全てを「龍が如く」に全身全霊で注ぎ込みました。
素晴らしい、スタッフ、キャストの才能と情熱が作品に刻み込まれたと自負しております。
2024年は竜の年です。竹内涼真さんの桐生一馬の誕生をどうか心待ちにしていただきたい。

ジェームズ・ファレル(Amazon MGMスタジオ インターナショナル・オリジナル責任者)コメント

日本には素晴らしいゲームIPがたくさんあります。この度、Prime Videoから、「龍が如く」のオリジナル実写ドラマを世界中の皆様にお届けできることを大変嬉しく思います。私たちは桐生たちの成長や人間ドラマ、躍動感あふれるアクションを体験することができます。他のドラマとは一線を画す魅力を持っていますのでどうぞご期待ください。

横山昌義(龍が如くスタジオ代表 / 制作総指揮)コメント

私は原作「龍が如く」の脚本を書き始めた日から今日まで、過去に戻り作品を作り直したいと思ったことは一度もありません。
完成したひとつの作品を作り直す苦しみと難しさを知っているからです。

ですがもし今、神様の悪戯で二十年前のあの日に戻されてしまうのだとしたら、この作品を作ってみたい。
どうせ死ぬほどの苦労をするのであれば、今の自分が一番魅力を感じる神室町や桐生一馬を描きたい。
このドラマにはそのすべてが揃っています。

「龍が如く~Beyond the Game~」は、間違いなく「龍が如く」のもう一つの代表作となるでしょう。
主観視点で楽しむのがゲームだとしたら、これは究極の客観視点で楽しむ「龍が如く」。
ゲームをプレイしたファンは、数秒ごとに訪れる意外性とリアリティーに引き込まれ、
そして原作を知らない方は、ただそこに実在するかのような世界での出来事に没頭するでしょう。

私は一瞬も見逃せない緊張感に溢れた数時間を、世界中の人々と一緒に味わいたいと思っています。

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読者の反応

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忍之閻魔帳 @sinobintage

#竹内涼真 がドラマ「#龍が如く」への燃えたぎる感情を吐露、“3つ目の龍”に大ヒットを祈願( https://t.co/imN11GHbdF )監督は「百円の恋」「全裸監督」の #武正晴。前半が10月25日、後半が11月1日に角3話ずつ配信。一年前に記事になってましたね。 https://t.co/LJ3ttguVFK https://t.co/Ff2DLEW7sR

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このページは株式会社ナターシャの映画ナタリー編集部が作成・配信しています。 竹内涼真 / 武正晴 の最新情報はリンク先をご覧ください。

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