映画「
「マッドマックス 怒りのデス・ロード」に登場した戦士フュリオサの若き日々を映し出す本作は、幼い頃に“緑の地”からさらわれたフュリオサの怒りに満ちた15年間を描く物語。フュリオサ役でアニャ・テイラー=ジョイ、彼女と対峙する宿敵ディメンタス将軍役でクリス・ヘムズワースが出演している。
原は本作の公開に先駆けて主人公フュリオサを描き下ろしたイラストを発表しており、「北斗の拳」連載から約40年の時を経て、日本とオーストラリアを中継した対談が実現。同作は「マッドマックス2」からインスパイアされたそうで、原は「お会いできる日が来るとは思わなかったので本当に感激をしております。お会いできてとても光栄です」と思いを伝えた。
「マッドマックス:フュリオサ」の発想の源を聞かれたミラーは「私が大切にしているのは“好奇心”です。私の場合は映像やビジュアルで表現をしていますが、一般的にストーリーを作り上げるということは、何千年という時間をかけても決して極めることはできません。ですが“好奇心”さえあれば、作り続けることができるのです」と回答。原から「Dear George」と書かれたサインや力強い目のフュリオサを加えたイラストをプレゼントされると、少年のような満面の笑みを見せていた。
原は「想像以上に優しく、僕のこともご存じでいてくださって、フランクに話しかけていただきうれしかったです。若さの秘訣をもっと伺いたかったですね(笑)」と対談を振り返り、「監督の脳はまったく衰えていない。しかもエンタテイメントを忘れていない。私たちの希望の星ですよ」と敬意を表す。さらに「新しい映像をまだ作り出すことができる人である。もうないだろうと思っていたら、そんな作り方があるのか!? と。まだまだ影響を受けますね。これからもミラー監督を応援していきたいと思います。もっといろいろな世界を見せてほしいです。若い世代に教えていってほしい、いろいろな気付きを与えていってほしい。僕もそれを追いかけていきたい」と語った。なお現在発売中の雑誌「映画秘宝」には対談レポートの全文が掲載されている。
「マッドマックス:フュリオサ」は5月31日より全国ロードショー。なお、原の手がけたイラストは明日5月29日から31日まで東京・SHIBUYA TSUTAYAにて開催される「マッドワールドV8展」で展示される。
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