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「特捜戦隊デカレンジャー」は2004年から2005年にかけて放送された、スーパー戦隊シリーズの第28作。その20周年記念作品「ファイヤーボール・ブースター」について、台本を読んだ最初の感想を質問された赤座伴番(バン)/ デカレッド役のさいねいは「いい意味で、20th作品だけどアニバーサリー感がなくてテレビシリーズの続きのようなところに魅力があります。(ロケ地が)高知!?って一瞬思いましたが、デカレンジャーは(所属が)宇宙警察地球署だから管轄内だなって思いました(笑)」と述べて観客を笑わせた。
姶良鉄幹 / デカブレイクとして出演し、高知県在住で高知市職員でもある吉田は「高知県は渋滞もないし、ロケしやすい! 30分で海、山、川にいけるのでロケの効率もいいです。クラウドファンディングや行政の協力などもあって、これも新しいチャレンジでした。これが各自治体にも広がってスーパー戦隊が派生できたらいいなって思います」とコメント。吉田、菊地とともにアソシエーションプロデューサーとしても本作に関わった伊藤は「今回の台本は美香、友一と僕は企画会議から入っていて、当たり前のように今日こうやって完成披露舞台挨拶をやっているけど、これは全然当たり前じゃなくて、まずキャストがそろったことも20th作品ができたことも、もし僕がファンの立場だったらすごくうれしい! だからこの喜びを共有できてうれしいです」と伝えた。
本作のゲストキャストで、プレミアデカレッドに変身するファイヤー・スクワッドの新人・江戸川塁を演じる長妻は「『デカレンジャー』は小さい頃から知っていたので、とてもうれしかったです。最初にレッドって聞いたのでデカレンジャーとして新しいチームになるのかと思ったら、僕以外(新たに変身するキャストは)ほかに誰もいなくて単身弟子レッドでした! “弟子デカレンジャー”です」と新しい言葉を生み出す。同じくゲストキャストでリドミハ星人のモクミスを演じた高知県出身の川村は「高知にデカレンジャーが来るの?ってびっくりしました! (ロケ地の)牧野植物園は遠足でも行ったり、よく行っていました。植物園の学芸員(の役)って聞いてうれしかったし、役も土佐弁だったので高知に生まれて育ってよかったなって思いました」と明かした。
バンから塁へとSPライセンスが受け継がれ、世代交代もテーマとなっている本作。これにちなんで「次の世代に受け継いでほしいこと」を質問されたさいねいは「『デカレンジャー』を次の世代に受け継いでほしいです。これは僕たちがやってきた作品ではなくて、テレビシリーズで『デカレンジャー2』を1年間やっていただいて、レッドはぜひ長妻さんにやっていただき、グリーンは川村さんにやってもらいたい!」と宣言。これには客席からも大きな歓声が起き、戸増宝児 / デカブルー役の林は「もう1回ブルーやらせてもらいます!」、胡堂小梅 / デカピンク役の菊地は「関係者の皆様、よろしくお願いします!」と声を上げた。
林は「これからもずっと後輩たちにこの10周年、20周年作品を永続的に続けてもらえたらいいなと思います。こうやって応援してくださる方も今日目の前にして改めて感じることができたので、このいい気持ちを後輩たちにも味わってもらえたらいいな」と期待。江成仙一 / デカグリーン役の伊藤は「こうやって楽しいことに感化されていってほしいし、警察官になりましたとか、(『王様戦隊キングオージャー』のヤンマ・ガスト / トンボオージャー役の)渡辺碧斗のように俳優になりましたとか、いいスパイラルが生まれてつながってくれたらうれしいなと思います」と続ける。
またこの日は登壇できなかった礼紋茉莉花 / デカイエロー役の
イベントの最後にはさいねいが「今日は皆様、本当にありがとうございました。本当にここまで来たので、何も言うことはございません。心ゆくまで『デカレンジャー』の世界、20年後を楽しんでください!」とメッセージを送ったのち、「6月9日には和歌山(・和歌山マリーナシティ)で「デカフェス(20周年 デカフェス アニバーサリー・ステージ)」があります。ヒーローショーをやります! イベントとか舞台挨拶はやったことがあるけどヒーローショーは初めてなので、和歌山に来て、いっぱいある楽しいところやおいしい物とヒーローショーをあわせて楽しんでほしいです」と告知してイベントの幕を下ろした。
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