曽田陵介×秋田汐梨「惑星ラブソング」に川平慈英、谷村美月、さいねい龍二ら出演

曽田陵介が主演を務める映画「惑星ラブソング」に川平慈英、谷村美月、さいねい龍二、西村瑞樹（バイきんぐ）らが出演していることがわかった。

広島県知事推奨の映画作品に選ばれた本作。ある日、広島に住む若者モッチとアヤカは、奇妙な力を持ったアメリカ人観光客ジョンと出会い、街を案内することになる。一方、小学校で原爆の歴史を学び怖くなった少年ユウヤは、その夜に夢の中で少女に戦時中の街へと誘われる。劇中では2つの不思議な物語が混ざり合い、広島の過去と現代が交錯していく様子がつづられる。曽田がモッチ、秋田汐梨がアヤカ、チェイス・ジーグラーがジョンを演じたほか、八嶋智人もキャストに名を連ねる。

このたび出演が発表されたのは14名。謎の組織のリーダー・カーター長官役に川平、ユウヤ役に西川諄、ユウヤの母・マユ役に谷村、ユウヤの担任・山本先生役にさいねい、お好み焼き屋の店主スケザネ役に西村、介護士役にHIPPY、テレビリポーター役に塚本恋乃葉、サンディー役にRaimuがキャスティングされた。このほか松本裕見子、キコ・ウィルソン、田口智也、土屋時子、横山雄二、土井月菜も出演する。川平らのコメントは以下に掲載した。

「惑星ラブソング」は5月23日に広島・MOVIX広島駅ほかで先行公開されたのち、6月13日より東京・シネマート新宿、池袋シネマ・ロサほか全国で上映される。「シネマの天使」「彼女は夢で踊る」の時川英之が監督・脚本・プロデュースを担当し、プロデューサーとして横山も参加した。

川平慈英 コメント

ようやく時川監督とご一緒できました！ とにかく嬉しいのひと言につきますね。
すごく現場を和ませてくれる監督なので、とてもいい雰囲気でテイクが進んでいく。何だか幼馴染みと仕事をしているような不思議な感覚でした。僕の役はヒールではあるけれど、監督の丁寧なキャラクター説明で、何故ダークサイドにいるのかが納得できて、血の通った役になったような気がします。撮影日数は少なかったけど、もっと広島にいたかったなぁ！ 是非大勢のお客様に観ていただけたら嬉しいです!!

西川諄 コメント

今回の映画をきっかけに、原爆について学校の図書室で「はだしのゲン」を読み勉強しました。
撮影前に監督さんと一緒に原爆資料館に行って、とても衝撃をうけました。台詞も多くて覚えるのが大変で、広島弁で話すことも難しく、広島のお友達にイントネーションを教えてもらったりしました。撮影中に関西弁になることも多くて、何度も失敗したけど、監督さんはじめスタッフの方がみんな優しくて、とても楽しい撮影でした。1週間以上広島に居て、撮影最後の日はなんだか大阪に帰るのが寂しかったです。

谷村美月 コメント

頂いた脚本からは想像ができない部分や、演じることが少し難しいと感じる部分もありました。
撮影に入る前に、直接監督とお話をする機会をいただき、その後に監督から作品への想いを伺うことができて、
微力ながら私にもお力添えができれば、という気持ちに変化していったのを覚えています。
温かさが感じられる広島の街の映像にも、注目してご覧いただけたらと思います。

HIPPY コメント

時川監督が描く「惑星ラブソング」に参加させていただき心からありがとうございます。
普段被爆伝承活動をしている中で感じること
僕たちに何ができるのかと時に悩み、それぞれの思考や矛盾とぶつかることもあったりします。
戦争って嫌だよね。ってことは皆さんと共有できると思っています。
皆さんで肩を組み作られるこの作品が
時を超え、国境も超え1人でも多くの心に届きますように。

さいねい龍二 コメント

いままでにない奇抜な掛け合わせの広島映画にわくわくしながら台本を読みました。
「想像できないくらい高い視座での平和ってどんなものなのだろうか？」リアリティーとファンタジーを
身近に感じながら進んでいくストーリーに夢中になりながら、そんなことを考えていました。
楽しく観て自由に感じていただければと思います。

塚本恋乃葉 コメント

私が生まれ育った広島はいつも「平和」が近くにありました。
ポスター、作文、校外学習など、平和について考える時間はとても多かったです。
焼け野原になった街の写真を見たり、当時の話を聞いてきたけれど、いざ「平和」について考えると、何をしたらいいの？ 実現するのかな？と思ってしまいます。
過去は変えられないし、定義が曖昧な平和。
けれど、何かしたい！ ともどかしい気持ちを持っている方はもちろん、多くの方にご覧いただきたいです。
この作品ではファンタジーを交えており、今までとは違う方向から「平和」について考えることができると思います！

Raimu コメント

「惑星ラブソング」に出演させていただいたことで、この作品が持つ大きな意味を改めて感じました。
演じる中で、広島の物語が伝える戦争と平和のメッセージがどれほど深く心に響くものかを実感しています。
この映画は、忘れてはいけない記憶を未来へ繋げる橋渡しのような存在です。観てくださる方々の心に温かく残ることを願っています。ぜひ大切な人と一緒にご覧ください。

西村瑞樹 コメント

お好み焼き屋店長として出演させて頂きました。僕の生まれ故郷である広島が舞台で、しかも広島県民のソウルフードのお好み焼きを焼くシーンもあり本物の店長さんから直接、調理指導を受けました。ぜひ僕のヘラさばきを見に来てください。