Vシネクスト「
「特捜戦隊デカレンジャー」は2004年から2005年にかけて放送された、スーパー戦隊シリーズの第28作。「ファイヤーボール・ブースター」はその20周年を記念した作品だ。赤座伴番(バン) / デカレッドをさいねい、戸増宝児(ホージー) / デカブルーを林、江成仙一(セン) / デカグリーンを伊藤、日渡茉莉花(ジャスミン) / デカイエローを木下、胡堂小梅(ウメコ) / デカピンクを菊地、姶良鉄幹(テツ) / デカブレイクを吉田が演じ、ボスことドギー・クルーガーに稲田が声を当てた。
観客の拍手に迎えられ登場した登壇者たち。さいねいは「初日おめでとうございます。皆さんと今日という日を迎えられてうれしいです」と喜び、林は客席との「相棒!」「相棒って言うな!」のお決まりのコールアンドレスポンスに続いて、「本当に今日この場に立てていることに感謝いたします」と挨拶した。
「バンの20年分の成長をぜひ見ていただきたいです」と本作をアピールするさいねい。「あの男はかなりやってますよ! ハードル上げに上げてみてもらっても成長を感じてもらえると思います」と述べ、「(バンの)変わらない部分で言うと根っこの正義感ですね。正義感ってすごく難しくて、見方によって正義って変わってくるじゃないですか。多分、アブレラはアブレラで彼の正義をきっと貫いていたと思うので。そういった意味で20年間ブレそうになりながらも軌道修正して貫いたバンの正義を見ていただきたいです」と語る。
林は「Episode.11『プライド・スナイパー』に『デカの誇りだ』ってセリフがあります。20年経ってもホージーはデカの誇りをもってやっている姿が見れると思います」とコメント。伊藤は「娘が1歳になって親になって初めてデカレンジャーを演じました。今までも子どもたちに向けてと意識していましたが、さらに子どもたちが見て楽しいものになったらいいなって思って。センちゃんがやわらかい部分を担う役割になれたらなというプランで演技に臨めたこと、これが大きな違いでした」と20年で成長を感じた部分を伝える。
木下は「変わらずジャスミンは昭和ギャグを言っています(笑)。時代が平成から令和になってもまだまだ昭和を引きずっている感じですが、大人の女性として魅力アップしているといいなと思います。エスパー能力に少し衰えがきているかもしれません。楽しみにしていてください!」と呼びかけた。また菊地は「ウメコは変らず明るくてまっすぐなキャラクターだと思うので、私はやりきれたかなと思います! みんなが成長したり変化していく中で(ウメコは)変わらない人。変わらないハートって言うのがウメコのお仕事なのかなと思い演じています。皆さまにどう届くのか声を聞かせてください」と語りかけた。
吉田が「テレビシリーズのテツはおもちゃ的な要素を含んでいましたが」と言うと周りから「おもちゃ!?」とツッコミが。その後、吉田は入場者プレゼントのビジュアルカードがクラウドファンディングの一部から作られたことに触れつつ、感謝を伝える。稲田は「20年前テレビシリーズのときは、意外と声高いんですよ。大人を演じているみたいな背伸びをしていました。この20年でようやく低いところで声も落ち着いてきて。ようやく演じたいボスにたどり着けたかなと思います」と話し、当時はわざと喉をつぶしてアフレコに挑んでいたことも明かした。
イベントでは「もし次回作をやるならどこで? どんなことがやりたい?」という質問が飛んだ。菊地は「いろんな取材でも出てきているんですが『デカマスターVSおとどちゃん』を撮りたい!」と、本作のロケ地である高知にある桂浜水族館の公式マスコットキャラクターの名を挙げる。稲田は「原点に帰って(東映撮影所)大泉の中で撮りましょうよ! 僕、『王様戦隊キングオージャー』に出させていただいたんですが、あれはほぼ合成なのでどこにでも行けるんです! デカレンジャーは宇宙警察って設定だから、宇宙のいろんな星とか地球では見つからないようなところも合成ならきっとできます!」と言及。さいねいは「地球人をジャッジメントしたいです! 異星人ばっかりだったんですけど、地球にも悪い人はいっぱいいるので。なんでかというと、(地球人なら)ゲストの可能性や幅が広がるかなって。意外と地球人犯人いいなって思います!」と回答する。
終盤では「バン、ホージー、セン、ジャスミン、ウメコ、テツ、いくぞ! デカレンジャー出動!」という稲田の掛け声に続き6人全員で変身を披露。さいねいは「6人そろっての変身はこの先、今のところ予定がなくて、感慨もひとしおだなと思いました」「このあとも作品を楽しんでほしいです」と伝え、イベントの幕を引いた。
Vシネクスト「特捜戦隊デカレンジャー20th ファイヤーボール・ブースター」本予告
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