JO1川西拓実「バジーノイズ」は一生心に残る作品に、初めて話す共演者に食用花を嗅がせる

映画「バジーノイズ」の完成披露試写会が本日4月15日に東京・イイノホールで行われ、キャストの川西拓実（JO1）、桜田ひより、井之脇海、柳俊太郎、円井わん、監督の風間太樹が登壇した。

むつき潤のマンガをもとにした同作は、人との関わりを必要とせず、1人で音楽を作っては奏でる生活を送る清澄（きよすみ）と、自分の気持ちに素直に生きる女性・潮（うしお）の出会いから始まる物語。川西が清澄、桜田が潮に扮し、井之脇はレコード会社で働く潮の幼なじみ・航太郎、柳は清澄と音楽を始めるベーシストの陸、円井はドラマーとしてバンドに参加する岬を演じた。

本作で映画初主演を飾った川西は「見ての通り緊張しています」と話して観客を笑わせ、「自分が大きなスクリーンに映し出されるなんて、これまでの人生で考えたことがなかった」「少し恥ずかしい気持ちもありつつ、観てくださる方に絶対後悔させないという思いもあります」と胸いっぱいの様子で続ける。千葉県出身の桜田は関西弁のセリフに苦戦したそうで、「方言に気を取られて演技面がおろそかにならないよう、バランスを取るのが難しかったです」と懐かしんだ。

ダブル主演の2人に関して、風間は「川西さんは真面目で素直、無垢。目の前の課題に対して、前向きにがんばっていく気概のある人」「ひよりさんは冷静で微熱を持っている。いろんな感情に自分を揺らがせることができる繊細な人」と言及する。初共演となった川西の印象を、井之脇は「フランクに話してくれて、人見知りだと知らなかった」、柳は「かわいげのあるピュアな子。小中学生みたいないたずらをしょっちゅうやってきました」、円井は「初めて話したのは居酒屋のシーン。『うわ、シソの匂いがする！』と食用花を私に嗅がせてきた」と明かし、本人を照れ笑いさせていた。

舞台挨拶の中盤には、登壇者たちが「◯◯さえあればほかに何もいらない」とのお題に答えるコーナーが。川西は「いつもそばにあるくらい、大切だと心から思えるもの」と“音楽”を選び、桜田は“動物”と記したフリップを見せながら「100%の愛情を向けてくれる。この子のためにがんばろうって思える」と思い入れたっぷりに述べる。“ねこ”が大切な円井は、桜田の回答に同意しながら「私は2匹飼っていて、保護猫活動もしています」と続けた。

同じ質問への答えを“岩”とした井之脇は「見るのも触るのも登るのも好き。あわよくば岩になりたい」とコメント。すかさず川西が「それはちょっと無理かも……！」とツッコみ、井之脇は残念そうに「岩役を待ってます」と小声でつぶやいた。柳は「友達さえいれば楽しいかな」と“トモダチ”を選択した。

続いて、風間が“推し”というフリップを見せながら「本当にかっこよくて、惚れ惚れする」と人名を挙げずに魅力を話し始めると、推されている自信がある川西は「言わないんですか？」とそわそわし出す。その後、風間はもったいぶりながら「……柳くん」と発言。関西出身の川西は大げさにずっこけて見せ、柳らは「めっちゃ前に出たね」と驚きの声を上げた。

最後に川西は「一生心に残る作品になりました。死ぬ気で撮影した最高の映画になっていますので、ぜひ劇場で。後悔しないと思います」と、桜田は「大切に作り上げてきた作品ですので、何かを感じ取っていただけたら」と映画をアピールして舞台挨拶を締めくくった。

「バジーノイズ」は、5月3日より東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国でロードショー。

※柳俊太郎の柳は木へんに夘が正式表記

映画「バジーノイズ」本予告