映画「
徳島県の高等専門学校を舞台にした本作は、実在の学生をモデルにeスポーツの全国大会に挑む男子たちを描いた青春映画。見た目はヤンチャなeスポーツビギナー・翔太を奥平、けがによってバスケットボールをあきらめた天才ゲーマー・達郎を鈴鹿、2人とチームを組む亘を小倉が演じた。
キャスティングに関して尋ねられた古厩は、奥平に対して「映画っぽい俳優。立っているだけで絵になる人で、風景の一部になれる」と感想を口にする。鈴鹿については「いわゆる芸能人っぽくなくて、人を人として見ている。しかもイケメン!」、小倉については「初めて会ったときにこちらが聞いてもいないのにプライベートな話をしてきて、それが面白かった」と語った。
撮影を振り返った奥平は「自由に芝居をしていいと言ってくれたおかげで、現場に行ってその場で役を生きることができました」と古厩への感謝を表し、鈴鹿は「青春物語でもあるので、達郎の変化を考えて引き算をしながら演じました。大兼が自由に芝居をしてくれたし、小倉くんも一緒に芝居をしていて楽しかった」とコメント。小倉は「亘は卑屈でヤバいやつ。でも根本は僕と似ているところもあったので、斜に構えた卑屈時代の自分を役に生かして演じました」と述べる。
続いて古厩は、「再び3人と組むならばどんな役を演じさせたいか」という妄想トークを展開していく。古厩から「悪役をやってほしい。タクシー強盗とか?」と言われた奥平は「悪役はやったことがないので面白そう。自分とかけ離れている役は演じて新しい発見があるのでいつかやりたい」とやる気十分。また「だらしのない男を見てみたい。彼女のヒモになるとか?」と提案された鈴鹿は「占い番組で恋愛運ゼロと言われたばかりなので、だらしのない男もできるかも」と答えた。「モテる感じの役がいい」と言われた小倉は、観客に向けて「俺の第一印象は確かにアレだけれど、一緒に生活すればよさがわかるよ」とさっそくアピールし、笑いを起こす。
最後に鈴鹿は「人との出会いや関わり方が、新しい時代ならではという映画だと思います。昨日公開してこれだけたくさんの方々に観に来ていただけてうれしいです」とコメント。奥平は「この映画をきっかけにeスポーツを知っていただけたら、いちゲーム好きとしてうれしいです」「この映画を通して僕は、結果に関係なく何かに全力になることの大切さを考えさせられました。皆さんにもそんなところを持って帰っていただけたらと思います」と伝えてイベントを締めた。
「PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~」は全国で公開中。
春日現八 @gen8kasuga
【公開記念舞台挨拶レポート】「PLAY!」監督が語る奥平大兼と鈴鹿央士とは?「絵になる人」「芸能人っぽくない」 https://t.co/iSQGWxQQuP