映画「
デンマークの統治下に置かれていた19世紀後半のアイスランドを舞台とする本作では、若きデンマーク人の牧師ルーカスが布教の旅の中で狂気の淵に落ちていくさまが描かれる。
パルマソンは「ウィンター・ブラザーズ」や「ホワイト、ホワイト・デイ」で知られるアイスランドの映画監督。今作「ゴッドランド/GODLAND」の撮影には約2年を費やし、広大な荒野、轟音とともに流れ落ちる滝、氷河に閉ざされた湖などをカメラに収めた。パルマソンは「製作は、とても挑戦的な映画でした。肉体的には大変だったし(主人公ルーカスを演じた)エリオット・クロセット・ホーヴは12kgも減量し、本当に真剣でした」とコメントしている。
第75回カンヌ国際映画祭ある視点部門にも出品された「ゴッドランド/GODLAND」は3月30日より東京のシアター・イメージフォーラムほか全国で順次ロードショー。
フリーヌル・パルマソン コメント
アイスランドは第2次世界大戦までデンマークの統治下にありました。そこには多くの歴史があります。ただ、そのことが映画で探求されるのを私は見たことがありませんでした。デンマークとアイスランドの歴史だけでなく、人々の間のミスコミュニケーションなど、この2つの国を対峙させたときに、それらがどのように姿を現すのか、探りたかったのです。
脚本は、私が住んでいる地域、アイスランドの南東海岸周辺を念頭に置いて書かれています。この映画の最初の撮影は、毎年冬に氷の中でマスを釣る場所でした。氷河の季節の映像は、夏の終わりにキノコ狩りをする場所で2年以上かけて撮影しました。ほとんどのロケ地は私が何度も訪れている場所です。中には車で行くことが不可能な場所もありました。そこでは、すべての機材を自分たちで運び、馬だけで移動しなければいけませんでした。この過程があったからこそ、この辺りの風景をとてもリアルに描くことができたと思います。製作は、とても挑戦的な映画でした。肉体的には大変だったし(主人公ルーカスを演じた)エリオット・クロセット・ホーヴは12kgも減量し、本当に真剣でした。
映画ナタリー @eiga_natalie
「ゴッドランド」監督が氷河での過酷な撮影を振り返る、主演俳優は12kgも減量(新写真8枚)
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