「星の子」「MOTHER マザー」の
大森が監督・脚本を担当する本作の主人公は、21年前に香川県で起こった少女誘拐殺人・綾川事件の冤罪再審裁判の担当に抜擢された弁護士・松岡千紗。事件と同時期に立件されていない少女誘拐事件がほかにも1件あり、千紗は被害者の1人だった。彼女は10年ぶりに故郷の香川の地を踏み、地元の法律事務所の同僚・熊弘樹の力を借りながら、当時の事件について調べ直してゆく。事件は同一犯の可能性が高いとされ、千紗は自分を殺めようとしたかもしれない容疑者・平山聡史と向き合うことに。弁護士としての職業倫理と自らの過去との狭間で葛藤する。一方、綾川事件の担当であった元県警刑事であり、今は被害者サポートセンターで働く有森義男もまた、被害者遺族に寄り添う中、冤罪を主張する平山にさらなる疑念を抱く。
WOWOWドラマ初登場となる千紗役の広瀬は「監督は一連で撮っていかれるので、セリフ量は勿論、専門用語もたくさんある中、緊張感と沢山の刺激を頂き、日々学びながら、とても充実しています。私が演じる松岡千紗は強さと弱さ両方を持っていて、心の奥底にある人間らしさが魅力だと思っています。今までにない広瀬アリスをお届けできるかと思いますので、楽しみにしていて頂ければと思います」と呼びかける。
また大森は「広瀬アリスさんは自らが被害者である事件の犯人を冤罪であると信じる難しい役に挑んでいます。心を揺らし、傷つきながら前を向きます。私は彼女の演じる役に温かい血を流し込みたいと思っています」とコメント。大門は「主人公・千紗は難しい役だと思いますが、広瀬アリスさんならうまく演じてくださると期待しています。WOWOWさんにはこれまでにも何度か映像作品を作っていただきました。今回もきっと面白い作品になると、一視聴者として楽しみにしております」と期待を込めた。
「連続ドラマW 完全無罪」は7月にWOWOWプライムで放送、WOWOWオンデマンドで配信。音楽はKing Gnu、Vaundy、米津玄師など多くのアーティストの作品に参加してきた江崎文武が手がける。
※江崎文武の崎は立つ崎(たつさき)が正式表記
連続ドラマW 完全無罪
WOWOWプライム、WOWOWオンデマンド 2024年7月 放送・配信スタート
※全5話
※第1話無料放送
広瀬アリス コメント
このお話を頂いた時、今までにやったことのない役柄、作品だったので、29歳の自分がこの作品をやれることをずっと楽しみにしていました。監督は一連で撮っていかれるので、セリフ量は勿論、専門用語もたくさんある中、緊張感と沢山の刺激を頂き、日々学びながら、とても充実しています。私が演じる松岡千紗は強さと弱さ両方を持っていて、心の奥底にある人間らしさが魅力だと思っています。今までにない広瀬アリスをお届けできるかと思いますので、楽しみにしていて頂ければと思います。
大森立嗣 コメント
この作品は分断を描いています。ある誘拐殺人事件の犯人は冤罪であるのか。絶対にやっていないという犯人とその弁護士、絶対にやっているという元刑事、そう願う被害者の両親。その断絶する二つの思いが相対します。そしてその先に何が見えるのか──、可能なら微かに見える光を感じたい。主演の広瀬アリスさんは自らが被害者である事件の犯人を冤罪であると信じる難しい役に挑んでいます。心を揺らし、傷つきながら前を向きます。私は彼女の演じる役に温かい血を流し込みたいと思っています。この作品が今、世界とこの国で起きている、戦争、移民、ジェンダー、世代間、あるいは不寛容さなどのあらゆる分断に一筋の光を。そう願って今撮影に臨んでいます。完成を楽しみにしていてください。
大門剛明 コメント
「完全無罪」ドラマ化ありがとうございます。一報を聞いて書いた当時の記憶が蘇りました。うどんを食べたり、車で走って時間を測ったり、香川弁に苦労したり……あれからもう六年経つのかと。先日、撮影現場にお邪魔させていただきました。私が頭で考え活字で表現したものが多くの人によって現実に動き出すというのは、やはり感慨深いものがありますね。主人公・千紗は難しい役だと思いますが、広瀬アリスさんならうまく演じてくださると期待しています。WOWOWさんにはこれまでにも何度か映像作品を作っていただきました。今回もきっと面白い作品になると、一視聴者として楽しみにしております。
てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u
広瀬アリスが冤罪裁判に挑む弁護士に、大森立嗣が大門剛明の小説「完全無罪」ドラマ化 - 映画ナタリー https://t.co/NZeueKtIEt
大森「広瀬アリスさんは自らが被害者である事件の犯人を冤罪であると信じる難しい役に挑んでいます。心を揺らし、傷つきながら前を向きます」