ダーレン・アロノフスキー「π」A24によるデジタルリマスター版、円周率の日に公開

「ブラック・スワン」「ザ・ホエール」で知られるダーレン・アロノフスキーの長編映画監督デビュー作「π〈パイ〉」がA24によってデジタルリマスター化。円周率を表す数字「3.14」にちなみ、3月14日より公開されることがわかった。

1998年に製作された「π〈パイ〉」は、天才的なIQと数学能力を誇り、世界はすべて数式で説明できると確信しているマックス・コーエンを主人公とする物語。自宅にある自作のコンピューターで神秘の数字の法則探しにのめり込んでいたマックスは、ついに核心に触れると思った瞬間、謎の組織から狙われることに。そして彼の脳内には異常な変化が起こり始める。ショーン・ガレット、マーク・マーゴリス、スティーヴン・パールマンが出演した。

このたびキービジュアルと予告編が解禁。キービジュアルにはパソコンの前に座ったマックスが振り向く姿がデザインされた。YouTubeで公開された予告編は、コーエンが数列の中からパターンを見つけるための仮説を述べるセリフからスタート。そして目まぐるしいカットで数式や薬、銃などが浮かび上がり、組織から追われる彼の鬼気迫る表情が映し出される。「レクイエム・フォー・ドリーム」「レスラー」などアロノフスキー作品の音楽を手がけてきたクリント・マンセルが、不安感を煽る本映像とともに流れるBGMを作り上げた。

「π〈パイ〉デジタルリマスター」は東京・WHITE CINE QUINTO（ホワイト シネクイント）ほか全国で順次ロードショー。配給はギャガが担当する。

「π〈パイ〉デジタルリマスター」予告編