泳いで香港に来た、アンソニー・ウォンが難民の少年に過去語る「白日青春」本編映像

映画「白日青春-生きてこそ-」の本編映像の一部がYouTubeで公開された。

香港を舞台にした本作は、実の息子とうまく関係を築けなかったタクシー運転手と、難民の少年が心を通わせていくヒューマンドラマ。難民で構成されたギャングに加わるほかなかったハッサンと、警察に追われる身となった彼を助けようとするチャン・バクヤッの関係が映し出される。1970年代に中国から香港に密入境して来たチャン・バクヤッをアンソニー・ウォン、交通事故で父を失ったハッサンをパキスタン出身で香港在住のサハル・ザマンが演じた。

映像には、九龍の海辺でチャン・バクヤッが「若い頃 妻と泳いで香港に来た」とハッサンに打ち明ける様子や、ハッサンも父について話すさまが捉えられている。監督のラウ・コックルイは「父子の関係性の欠落感を、ともに逃亡する中で埋め合わせていくんだ。40年前に泳いで香港に渡った本土からの難民と、庇護を求めて香港に来た今の難民。この2世代の難民がともに逃亡を図る物語だ」とコメントした。

「白日青春-生きてこそ-」は、1月26日より東京・新宿シネマカリテほか全国で順次ロードショー。

映画「白日青春-生きてこそ-」本編映像