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「君と世界が終わる日に」の舞台は、ゴーレムと呼ばれるゾンビに占拠された“終末世界”。竹内演じる主人公・間宮響が仲間たちと生き残りを懸けサバイバルを繰り広げるさまが描かれる。
ゴーレムアライバルイベントでファンと交流後、完成披露舞台挨拶に出席した登壇者たち。竹内は「4年間同じ作品に携わるということは簡単に実現できることではない。この作品とともに人間的にもお芝居の面でも、レベルアップした実感があります。撮影チームに感謝したいです」と言葉に力を込め、「この映画を2回観たんですけど、めちゃくちゃ愛にあふれているんです。ゾンビとかサバイバルとかそういう言葉が先行しがちなんですけど、僕らはサバイバルラブストーリーをやろうと、この作品を始めました。そこをもう1回皆さんに伝えたいです」と観客に語りかけた。
愛する幼なじみを助け出すため人類最後の希望の都市“ユートピア”に挑む元とび職の青年・柴崎大和を演じた高橋は「ほこりや砂まみれの中、アクションをやりました。涼真さんが『力を抜かないようにやろう!』とおっしゃってくれて。アクションの迫力を楽しんでいただきたいです」と述べる。竹内が撮影中に印象に残ったエピソードとして、高橋と一緒に2度風呂に入ったことを挙げると、高橋は「お芝居の話ができてよかったです」と笑顔に。竹内は「(劇中で)文哉くんと一緒に感情のバトルをするんです。響がゴールを切るには彼の力が必要でした」と続いた。これを横で聞いていた地下街の住人・藤丸礼司役の窪塚は「自分の役はビビりなんで戦うシーンがなかったんです。いつも竹内さんや高橋さんの後ろにいたんですが、カメラには映らない2人の背中がかっこよくて。自分もいつか戦える役をいただきたいと思いました」と夢を明かす。悪党のリーダー・加地裕也を演じた黒羽も「劇場版なのでアクションもすごくて。男らしい、泥臭いアクションを一手一手やっていきました。細かく盛大に作り上げたアクションシーンが見どころです」とアピールした。
大和と生き別れた幼なじみ・羽鳥葵を演じたのは堀田。彼女はゴーレムとの撮影を振り返り「裏側ではゴーレムの皆さんも朝ごはんを食べていたり。『入り時間は早かったですか?』とかお話ししていたので、怖くはなかったです(笑)」と述懐する。地下の悪党・天城ジン役の板垣は「ディストピア感のあるロケ地となると電波が入らない場所が多くて。修学旅行の夜に携帯を没収されたみたいに、キャスト同士の会話も多くなる。それで絆が深まったと思います」と語った。また悪党たちの情報屋・松山寿人役の橘が「響を連れてくるシーンは、ただ連れてくるとしか台本に書かれていなかったんです。でも涼真さんが『思いっきり蹴っていいよ』と言ってくださって」と回想すると、竹内は「物怖じせずにやってほしくて。(橘の)力が入りすぎて、僕の顔がブレてNGになっちゃったんですけど(笑)。でもリアルってそういうものだと思うんで」とコメントする。
須賀はSeason3に登場したシンジ役で本シリーズに再登場。シンジは当初、室田シンジと名乗り響たちと旅をしていたが、響のかつての敵であり、ゴーレム騒動の発端となった研究者である首藤公貴の息子であることが明らかになっている。須賀は「Season3のシンジとは別人ぐらいの勢いで演じました」「響と対峙できたのは幸せな経験でした」と笑顔を見せた。シンジと同じく響たちと敵対する研究タワーの長官・西条玄を演じた吉田は「セットは非常に精巧にできていて、そこに狂気をはらんだ須賀健太がいる。現実から乖離しているけどリアリティを持って演じなければいけないのでハードルが高い現場でした」と思い返し、「監督がオラオラ系だったらヤバいなと思っていたんですが、繊細で的確で撮影が速い。ほとんどワンテイクで撮っていただいて。素晴らしい監督に出会えたなと思っています」とたたえる。
最後に竹内は「この作品はサバイバルものでも、ゾンビものでもないです。壮大な愛の物語です。自信を持って愛の物語をやり切ったと言っていいんじゃないかと思っています。1人でも多くの方に届けば」と願いを込め、菅原は「極限状態の中で人間はどういうドラマを作るのかということを考えて撮影していました。人間ドラマのほうにも注目して観てもらいたいです」と呼びかけ、イベントの幕を引いた。
「劇場版 君と世界が終わる日に FINAL」は1月26日に全国で公開。
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