オール佐賀ロケの映画「つ。」全国公開、人間関係に悩んだ高校生が森で共同生活

佐賀映画制作プロジェクトチームによる長編映画「つ。」が、2月24日より東京・新宿K's cinemaほか全国で順次公開される。

本作は、プロの映画人と業界未経験の地元学生や佐賀ゆかりのスタッフによって共同製作された青春映画。人間関係や成績不振、弟と比較される日々に悩んでいた高校3年生の副島祐樹は、大学入学共通テストでのカンニングがバレたことをきっかけに、すべてを捨てて深い森へと逃げ込む。劇中では、自給自足の暮らしを営む人々との共同生活を通して、祐樹が少しずつ変化していくさまが描かれる。撮影は、全編佐賀県内で実施され、同県では11月10日から先行上映が行われていた。

監督は、「もうしません！」やドラマ「シガテラ」などを手がけてきたU Inoseが務め、キャストには山下万希、西谷星七、山田結月、石橋征太郎、長谷川テツ、大坪紗耶、真山俊作、高岡盛志郎、神山大和、青花美永久、Devkota Bishnu、青柳秀栄、築山尚矢、GAKU、古賀海、井手祐理、片渕奏汰が名を連ねた。

タイトルの「つ。」とは、かさぶたを意味する佐賀の方言。主人公が自分の居場所を求めて悩み、“傷を負うことが新しい自分を作る”というメッセージが込められている。

※U InoseのUはウムラウト付きが正式表記

映画「つ。」予告編