アジアンドキュメンタリーズでパレスチナ問題を特集、日本初公開作含む11本を配信

ドキュメンタリー映画専門の動画配信サービス「アジアンドキュメンタリーズ」では、11月にパレスチナ問題を考える2つの特集を編成。特集「絶望するガザ」で3作品、特集「世界はパレスチナを見棄てるのか」で8作品を配信している。

特集「絶望するガザ」は、“天井のない監獄”と呼ばれるパレスチナのガザで、イスラエルによる封鎖や民間人への無差別攻撃に苦しむ人々の姿を映した作品で構成。パレスチナ難民の惨状を訴えた抗議活動が無差別攻撃を受けた実態を伝える「ガザ 自由への闘い」、2014年に51日間にわたって行われた空爆の負傷者を救う現場に迫った「ガザの救急隊」、欧州初の留学生としてやって来たイタリア人医学生の成長を切り取る「医学生 ガザへ行く」がラインナップに入った。

特集「世界はパレスチナを見棄てるのか」ではイスラエルとパレスチナが歩んだ歴史を改めて紐解き、分断される国際社会の姿、かき消されてきた和平を求める声、迫害されてきたアラブ人の思いが収められたドキュメンタリーを配信する。“オスロ合意”の交渉過程を記録した「オスロ・ダイアリー」、数少ないユダヤ人とアラブ人の共学校を映し出す「ここは、わたしの土地」、男女ともに兵役の義務があるイスラエルで、軍のパレスチナ占領に疑問を抱いて兵役拒否を宣言した女子学生の活動を記録した「兵役拒否」などが集められた。

なお「ガザ 自由への闘い」「ガザの救急隊」「オスロ・ダイアリー」「ここは、わたしの土地」は今回が日本初公開となる。

アジアンドキュメンタリーズ 11月編成

特集「絶望するガザ」配信作品

「ガザ 自由への闘い」※日本初公開
「ガザの救急隊」※日本初公開
「医学生 ガザへ行く」

特集「世界はパレスチナを見棄てるのか」配信作品

「オスロ・ダイアリー」※日本初公開
「ここは、わたしの土地」※日本初公開
「兵役拒否」
「プロミス」
「ラマッラの市長」
「悪魔の運転手」
「美容室」
「ビューイング・ブース-映像の虚実-」