姿を消した妻の故郷で不可思議な事件に遭遇する、中国映画「海街奇譚」の公開が決定

中国新世代の監督、チャン・チーによるアートサスペンス映画「海洋動物（原題）」の日本公開が決定。「海街奇譚」の邦題で2024年1月より東京のシアター・イメージフォーラムほか全国で順次上映される。このたび本国オリジナルビジュアルを使用したティザーポスターと場面写真が解禁された。

本作の主人公は、姿を消した妻を探し、彼女の故郷である離島の港町を訪れた男。相次ぐ海難事故で住民の行方不明が続くさびれた町を舞台に、男が数々の不可思議な事件に遭遇するさまが描かれる。劇中には、原題が示すように海の生物をメタファーとした演出が多数見られ、いずれもチャン・チー自身の生まれ故郷がモチーフになっているという。キャストにはチュー・ホンギャン、シューアン・リン、ソン・ソンらが名を連ねた。

なお、本作は第41回モスクワ国際映画祭で審査員特別賞を受賞している。