真木よう子が“アンダーカレント湯”のペンキ絵に感動、水中シーンで「聞いてない!」

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映画「アンダーカレント」の「『アンダーカレント湯』オープン記念イベント」が本日9月5日に東京・寿湯で行われ、主演の真木よう子が登壇した。

「アンダーカレント湯」オープン記念イベントの様子。左から真木よう子、田中みずき。

「アンダーカレント湯」オープン記念イベントの様子。左から真木よう子、田中みずき。

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豊田徹也によるマンガを今泉力哉が映画化した本作。家業の銭湯を継いだ主人公のかなえが、突然失踪した夫・関口悟を探しつつ、「働きたい」とやって来た謎の男・堀隆之と奇妙な共同生活を送るさまがつづられる。真木がかなえを演じた。

真木よう子

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寿湯は台東区にある銭湯。このたび、公開を記念して「アンダーカレント」とコラボレーションし、浴場内の壁画に本作をイメージしたペンキ絵が描かれた。浴衣姿で登場した真木は「このような絵を描いていただき、恥ずかしさもありますがうれしいです」とはにかむ。

今年初という浴衣姿で登壇した真木よう子。

今年初という浴衣姿で登壇した真木よう子。[拡大]

本作について真木は「まだ関係者の試写しか観られていない。共演者の方への“すごい”という思いはあるのですが、自分のことが客観視できていません」と言葉を紡ぐ。また彼女は、背面から湯船に入水するシーンを振り返り「温泉と、(水の中は)スキューバダイビングの練習で使う深めのプールで撮影しました。上手にできたので調子に乗って何度もやっていたら、鼻に塩素が入ってしまって。3日間くらい味もしないし、匂いもしなくて大変でした。聞いてない!と思いました(笑)」と述懐した。

サインとともに写真撮影に応じる真木よう子。

サインとともに写真撮影に応じる真木よう子。[拡大]

20代の頃に原作に触れていたという真木。「読んだときに『映画化できそうだな』と感じたのを覚えています。大好きなマンガだったので、お話をいただいたときはぜひやりたいと思いました」と話す。また真木は「マンガ好きとしては、好きな作品が実写化されるって嫌なんですよ。マンガの世界観が好きだから(実写版は)別物として観たいという思いがある。なので、この作品を実写化するなら自分が演じたいし『かなえちゃん、真木よう子じゃなかったよね』と言われないように、現場に原作を持って行って、マンガのかなえちゃんがどういう目線の配り方をしてるか研究しました」と語った。

また、劇中では原作のラストシーンの先が描かれている。真木は「私からしてみればとても難しいシーンでした。やりがいがありましたね。映画であのシーンを付け足してラストにするっていうのは、すごくよかったと思います」と述べた。

田中みずき

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イベント中盤には、特別ゲストとしてペンキ絵を手がけた銭湯ペンキ絵師・田中みずきが参加。8時間ほどで制作したというペンキ絵について田中は「劇中でかなえが、水中でうっすら目を開けていたことに驚きました。何かを凝視するわけではなく、すべてを受け入れて目を開けているような表情だったので、このシーンを描かせていただきたいと思いました」と説明する。真木は「(かなえと)富士山がつながっていて、素晴らしいなあと感動しています」と伝えた。

「アンダーカレント」をイメージしたペンキ絵。左が女湯、右が男湯。

「アンダーカレント」をイメージしたペンキ絵。左が女湯、右が男湯。[拡大]

最後に真木は「この映画には、言葉では言い表せない人間の葛藤や、誰にも言えない罪がたくさんあります。でも観たあとにすごく“落ちる”作品ではなく、人を理解するということの幸せを感じられると思います」と呼びかけイベントを締めた。

「アンダーカレント」は、10月6日に全国で公開。

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(c)豊田徹也/講談社 (c)2023「アンダーカレント」製作委員会

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