SHIBUYA TSUTAYAが全面リニューアル、貴重な映像作品は宅配レンタルに移行

TSUTAYAや蔦屋書店などを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ（CCC）が、東京・SHIBUYA TSUTAYAを全面リニューアルすると発表した。10月31日から全フロアの改装工事に入り、オープンは2024年春を予定している。

TSUTAYAの旗艦店として、渋谷のスクランブル交差点の一角に1999年12月に開業したSHIBUYA TSUTAYA。「好きなもので、世界をつくれ。」をテーマに掲げ、国内外から観光客が訪れる渋谷の一等地で、365日、すべての人が夢中になれるコンテンツやイベントを用意する場所として新たに生まれ変わるという。リニューアルの詳細は未定だが、500席を有するカフェ＆ラウンジの空間を設置することは明らかにしている。

SHIBUYA TSUTAYAは2020年9月に4階と5階の映像レンタルフロアを改装し、約6000タイトルのVHSを導入。DVDやBlu-rayを含め、日本最大級の約20万本の在庫を取りそろえていた。今回のリニューアルでDVDやCDなどの店舗レンタルの取り扱いは終了すると見られ、これまでレンタル可能だったVHSを除く貴重な映像作品や、サブスクリプションサービスで未配信の音楽作品に関しては、2024年春にネット宅配レンタルサービスのTSUTAYA DISCASに移行予定としている。

CCCがリニューアルに際して発表したテーマとメッセージは下記の通り。

テーマとメッセージ

好きなものに夢中になるのは、
これからの時代を生きていくうえでとても大切なことだ。
多様化という言葉はときに曖昧で、
私たちを広い海に置き去りにしたりする。
これからの私たちは自分の世界を自分でつくりあげる必要がある。
好きなものをもつと
同じものを好きなひとと出会える。
そのひとは好きなものをまた教えてくれる。
それが自分の世界になる。
好きなものをもつこと。
それは新しい自分の居場所をつくることだ。
さあ、あなたの好きなものをここで。ここに。

「好きなもので、世界をつくれ。SHIBUYA TSUTAYA」