下北沢映画祭の上映ラインナップ発表、沖田修一はコンペ作品のゲスト審査員に

第15回下北沢映画祭が9月16日から18日にかけて開催されることが決定。このたび第1弾上映プログラムが発表された。またコンペティション作品のゲスト審査員を「さかなのこ」の沖田修一が務めることがわかった。

東京・北沢タウンホールをメインに、さまざまな会場で行われる同映画祭。コンペティションをはじめ、音楽や演劇、ファッション、グルメなど、さまざまなカルチャーを切り口としたプログラムが展開される。映画祭1日目には、辻凪子が監督を務めた無声映画「I AM JAM ピザの惑星危機一髪！」が大森くみこによる活弁公演版で上映されるほか、金子由里奈の監督作「ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい」のアフタートーク付き上映も行われる。

2日目には、高橋泉と廣末哲万による映像制作ユニット・群青いろの新作「雨降って、ジ・エンド。」「彼女はなぜ、猿を逃したか？」がスクリーンにかけられる。また、猪股和磨の初長編監督作「よっす、おまたせ、じゃあまたね。」の上映後には、音楽・主題歌を担当したKIQのボーカル・やまのはによるミニライブも予定している。

3日目には、実写、アニメーション、ドキュメンタリーなど、ジャンルを問わずに公募した12本のコンペティション作品を一挙上映。授賞式の前には審査員とノミネート監督全員によるトークセッションも実施される。沖田は「気持ちのこもった映画たちに、たくさん出会えることを楽しみにしております。また、自分も刺激を受けれたらと思います」と話している。

同映画祭のポスタービジュアルを手がけたのは、グラフィックデザイナーのイヌイシンゴ。カメラを構えた人物が佇む、さわやかなイメージでデザインされた。

沖田修一 コメント

このたび、下北沢映画祭で、審査員をやらせていただきます、沖田修一です。下北沢にはよく行きます。
昔から馴染みもありますので、なんだか、自分が審査員をやるなんて、不思議な気持ちです。
自主映画は好きです。誰にも頼まれてないのに、自分で作りますから、とんでもないです。そんな気持ちのこもった映画たちに、たくさん出会えることを楽しみにしております。また、自分も刺激を受けれたらと思います。

第15回下北沢映画祭

2023年9月16日（土）～18日（月・祝）東京都 北沢タウンホールほか
＜第1弾上映プログラム＞
「I AM JAM ピザの惑星危機一髪！」
「ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい」
「雨降って、ジ・エンド。」
「彼女はなぜ、猿を逃したか？」
「よっす、おまたせ、じゃあまたね。」

第15回下北沢映画祭コンペティションノミネート作品

「あたらしい世界」監督：村口知巳
「懐胎新書」監督：吉矢響平
「駆け抜けたら、海。」監督：十川雅司
「彼は誰時（かわたれどき）」監督：谷本桃子
「花と修羅」監督：山崎春風
「FAAAWWW!!!」監督：鬼木幸治・星耕介
「更けるころ」監督：赤堀海斗
「ぼくがこわい黒いもの」監督：新海大吾
「ホモ・アミークス」監督：馬渕ありさ
「まる」監督：宮島遥夏
「妄想カンフー ～ダイナソー・ミッション～」監督：akikojerry
「LIKE THAT OLD MAN」監督：こささりょうま

※「ぼくがこわい黒いもの」の黒は旧字体が正式表記