シナロケ・鮎川誠と家族のドキュメンタリー、ナレーションは松重豊が担当

2023年1月に74歳で死去した鮎川誠（SHEENA & THE ROKKETS）に密着したドキュメンタリー映画「シーナ＆ロケッツ 鮎川誠 ～ロックと家族の絆～」が8月11日に福岡で先行上映、8月25日に全国で公開されることが決定。このたび予告編とポスタービジュアルが解禁され、松重豊が本編のナレーターを務めたことがわかった。

3月に「TBSドキュメンタリー映画祭 2023」で上映された「シーナ＆ロケッツ 鮎川誠と家族が見た夢」に、未公開映像や、家族との日々を捉えたプライベート映像を加えて再編集した本作。鮎川とその妻・シーナを中心とするSHEENA & THE ROKKETSは結成以来一度も休止することなく活動していたが、2015年にボーカルのシーナが死去する。しかし鮎川はバンドの続行を決断し、次女・純子はマネージャー、末娘の知慧子はボーカルとしてバンドに関わった。作中では鮎川と音楽の出会い、バンド結成秘話、シーナへの愛、すい臓がんによって余命5か月の宣告を受けてからもライブにこだわる鮎川をサポートし続けた家族の絆などが切り取られる。

YouTubeで公開された予告編は、ステージ上の鮎川が「ロックはギターで始めよう！」と観客に呼びかける映像から始まり、「レモンティー」「ユー・メイ・ドリーム」などの楽曲をバックに土屋昌巳、甲本ヒロト、松重ら縁のある著名人や家族のコメントが映し出される。ポスタービジュアルには、鮎川が愛用していたレスポールカスタムギターを片手にたばこをくわえる姿が収められている。

監督を務めたのは福岡・RKB毎日放送の社員である寺井到。なお本作のムビチケ前売り券が7月7日から販売される。特典には非売品の特製ポストカード3枚セットが用意された。