ケネス・ブラナーが監督・主演の“名探偵ポアロ”第3弾公開、舞台はヴェネツィア

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ケネス・ブラナーが監督・主演を務める「A Haunting in Venice」が、「名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊」の邦題で公開決定。小説家アガサ・クリスティの誕生日である9月15日に封切られることがわかった。

「名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊」場面写真

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本作はクリスティによるミステリー小説を、ブラナーの監督・主演で映画化する“名探偵エルキュール・ポアロ”シリーズの第3弾。一線を退いたポアロはイタリアのヴェネツィアで流浪の日々を送っていたが、朽ち果てた大邸宅で行われる降霊会に嫌々ながら参加することに。そこで来賓の1人が殺害され、ポアロは“影”と“秘密”をはらんだ邪悪な世界へ足を踏み入れることになる。原作は小説「ハロウィーン・パーティ」。映画では舞台をイギリスから第2次世界大戦後のヴェネツィアに変更した。

シリーズ作「オリエント急行殺人事件」「ナイル殺人事件」に続いて、ブラナーがポアロ役で出演。そのほか「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」のミシェル・ヨー、「ベルファスト」のジェイミー・ドーナンジュード・ヒル、女優でコメディアンのティナ・フェイに加え、「ウエスト・サイド・ストーリー」のカイル・アレン、「スティルウォーター」のカミーユ・コッタン、「ジョン・ウィック:チャプター2」のリッカルド・スカマルチョがキャストに名を連ねた。脚本はマイケル・グリーンが手がけている。

ブラナーは「ハロウィーン・パーティ」を原作に選んだ理由を「登場人物が列車や豪華客船で、美しい風景をバックに移動して行くという壮大な旅行記のあとは、ポアロや登場人物を1カ所に閉じ込めるのが面白いのではと感じたんだ」と説明。ミシェル・ヨーとの共演については「彼女との仕事はとても楽しかったよ。最高に幸せだった」「彼女は、スクリーン上で類いまれな存在感を放っていた。威厳に満ちていて、見事な表現力があり、そして人を惹き付ける力がある。茶目っ気があり、楽しい。観客に本当に信じてもらうよう説得力を持たせるには、ミシェルが作品にもたらす深み、知性、そして静寂さが不可欠なんだ」と称賛する。またミシェルが第95回アカデミー賞で主演女優賞を獲得したことに対しては「この当然与えられるべき輝かしい成功を収めたことを心からうれしく思っています」とコメントした。

YouTubeで公開中の特報には、ミシェル・ヨー演じる謎の霊媒師による降霊会の様子や、「我々は亡霊から逃げられない。たとえ実在しなくても」というセリフが収められている。

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