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浅田次郎の同名小説を
3人の共演シーンについて、神木は「ごはんを食べるシーンが印象的でした。小四郎は藩とまったく関係ない生活だったのに、いきなり『藩主だ』と言われて。最初は『僕に兄弟が?』って距離を取っているんです。でも試写で観たとき、一緒にごはんを食べる描写で『本当に兄弟になっているんだ』という温かさを感じられました。撮影現場も楽しかったし、シーンとしても好きです」と語る。
3人の中で最年少の神木は、松山と桜田の“兄っぽい”部分についても言及。まず松山に対して「決断力がある。別の映画でご一緒させていただいたときから頼りがいがあるお兄ちゃんだなと思っています」と尊敬のまなざしを向ける。十数年もの付き合いの桜田に対しては「とにかく心優しい。人の繊細な気持ちの動きに敏感」だと表現する。「実際に僕はお二人を信頼しているから、やっぱり兄弟なんだなという雰囲気が出ていたんじゃないかな」とほほえむ神木に、桜田は「りゅう(神木)自身も周りの仲間に対して『自分ががんばることで返していきたい』という思いで普段からお仕事しているのを知っているので。小四郎の役柄とうまく合ったんだと思います」と伝えた。
さらに本作のテーマにちなみ、3人の節約術に関するトークも。神木が「同じようなものはなるべく買わないとか?」と切り出すと、すぐに桜田から「同じようなもの買ってるイメージあるよ(笑)。観賞用と保存用とか」とツッコミが入る。神木は「オタクだからね」と苦笑しつつ、食事にはお金を掛けないことを明かして「節約には臨機応変さが必要。でも僕はオタクなので、欲しいものは手に入れたい!」と力強く口にした。続いて松山の「できるだけ長く使うことが一番の節約。最初に支払うときはある程度高くなるけど、これを10年、20年と使えば(割った金額が)安くなる。壊れても直す努力をします」という意見には、観客も共演者たちも納得の様子。桜田は「節約というより、バンバン使って経験にするタイプ。それを仕事に生かせたり、何かご縁になって戻ってくれば」と持論を展開した。
イベントでは観客から募集した「節約川柳」の受賞作品も発表され、大賞には「節約は 心を映す 鏡かな」という一句が選ばれた。最後に神木は「時代劇ですけど、自分と似ている状況に置かれたキャラクターがたくさんいると思うので、観ていただくたびに違うキャラクターに感情移入できると思います」とアピール。「皆さんにとって『明日からちょっとがんばってみようかな』と思える映画になればいいな」と願いを込めた。
「大名倒産」は6月23日より全国でロードショー。
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