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原作の舞台・石川県七尾市で撮影された本作。5月5日に石川県で最大震度6強の地震が発生したことを受け、森は「石川の皆様にお見舞い申し上げます」と述べ、「その地方の方々に少しでも元気が届けばと思います。原作ファンの方にも、初めて触れる方にも楽しんでいただけたら」と上映前の心境を口にする。4月からはテレビアニメ版も放送されており、奥平は「生活の中で『君ソム』が近くにある日々が続いているので、それだけ『君ソム』を観ていただける時間が増えていいことだなと思います」と話した。
丸太のよき理解者・受川太鳳を演じた上村は「(丸太のことが)心配だけど、そこまで心配してないように見せたくて、そのあんばいが難しかったです」と振り返る。奥平が「(上村の)『丸ちゃんを助けたいけど、どうすればいいかわからない』みたいな顔がめっちゃよかった! 丸太にとって受川くんは大切な存在なので温かさを感じた」と伝えると、上村は「いいよ見なくて!」と照れながらも感謝をのぞかせた。
伊咲の友人たちを演じた女性陣も撮影を回想。安斉は「初めての映画だったので緊張したけど、皆さんのおかげでリラックスできました」と謙虚な口ぶりで感想を述べるが、共演者たちから「本当に緊張してた!?」とツッコミが入る。どうやら安斉は一番のムードメーカーだったようで、奥平は「朝から音楽流してたよね。しかも洋楽!」とその一端を証言した。永瀬は「海鮮がおいしくて毎日食べていたら、ある日ジャンキーなものが食べたくなって。みんなで携帯電話のマップでお店を探して、キッチンカーまで20分ぐらい歩きました」と懐かしみ、川崎は「私も映画が初めてだったんですけど、七菜ちゃんとアイス買いに行ったり、みんなでゲームしたり。撮影以外でも仲良くしてくれたのが思い出です」とほほえんだ。
舞台挨拶では、丸太が天文部に入部してカメラにのめり込んでいくストーリーにちなみ、登壇者たちがハマっているものを発表するコーナーも。海の生物に夢中だという奥平は「鯨の鳴き声」と答え、「すごく落ち着くんです。海に沈んでいる感覚になれて、最近眠れないときはこれを聴いているんですよ」と説明する。「カメラ」と回答した森は、撮影現場にも自前のカメラを持参していたそう。池田は「七菜ちゃんが現場で撮った写真でオリジナルTシャツを作って、スタッフやキャストみんなに配ってくれたんです。すごくおしゃれで、日常生活でも着ています」と明かし、森の作品愛に感謝した。
「君は放課後インソムニア」は、6月23日より全国ロードショー。
※川崎帆々花の崎は立つ崎(たつさき)が正式表記
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森七菜「君は放課後インソムニア」ロケ地に思い馳せる、奥平大兼は“鯨の鳴き声”で安眠 https://t.co/pQyuH02Sd7
原作:オジロマコト『君は放課後インソムニア』小学館/ビッグスコミックス・スピリッツ