ウルリケ・オッティンガーによる「ベルリン三部作」、特報と新場面写真15点を解禁

ドイツの映画作家ウルリケ・オッティンガーが手がけた「ベルリン三部作」の特報と場面写真が解禁された。

ニュー・ジャーマン・シネマの時代から精力的に作品を発表しながら、日本では紹介される機会が少なかったオッティンガー。2020年のベルリン国際映画祭ではベルリナーレ・カメラ（功労賞）を受賞し、ヨーロッパを中心に大規模なレトロスペクティブが開催されるなど再評価の機運が高まっている中、「アル中女の肖像」、ヴァージニア・ウルフの小説「オーランドー」を奇抜に翻案した「フリーク・オルランド」、スーパーモデルのヴェルーシュカ・フォン・レーエンドルフの主演作「タブロイド紙が映したドリアン・グレイ」が一挙公開される。

「ベルリン三部作」には、マグダレーナ・モンテツマ、イルム・ヘルマン、クルト・ラープ、フォルカー・シュペングラーなどニュー・ジャーマン・シネマのムーブメントを支えた俳優たちが出演。そのほかデルフィーヌ・セリッグ、パンク歌手のニナ・ハーゲンも登場する。このたびYouTubeで公開された特報は、酒飲みの人生が描かれる「アル中女の肖像」で主演と衣装を担当したタベア・ブルーメンシャインの歌声と、3作品の本編映像で構成された。新場面写真はあわせて15点解禁されている。

「ベルリン三部作」は8月より東京・ユーロスペースほか全国で順次公開される。