ヴェネチアンガラス作家・土田康彦の創作に迫るドキュメンタリーが公開

ドキュメンタリー映画「マゴーネ 土田康彦『運命の交差点』についての研究」が6月9日より、東京・シネスイッチ銀座ほか全国で順次公開決定。あわせてポスタービジュアルと予告編が到着した。

ヴェネチアンガラス作家・土田康彦の創作に迫る本作。日本人で唯一、イタリア・ムラーノ島にスタジオを構える土田の創作に関する秘密が、8年間にわたって記録された。料理家でもある土田が、来訪者を温かい食事と楽しい会話で迎えるさまも映し出される。土田のほか、フェンシング選手の宮脇花綸、映像作家の臺佳彦らが出演。制作、撮影、編集、脚本、監督を田邊アツシが担った。なおタイトルに使用された「マゴーネ（Magone）」は北イタリアの方言で、「夕日を見るときの胸を締めつけられるような感覚」を意味する。

YouTubeで公開された予告編には、土田の友人であるTERU（GLAY）が、土田とともにガラス制作をする姿などを収録。建築家・隈研吾による「彼の作品を見るすべての人に、大きな勇気と、人生を生きるヒントを与えてくれる」というコメントも映し出される。