「人生タクシー」で知られる
2021年のカンヌ国際映画祭の監督週間でワールドプレミアされ、同年の東京フィルメックスのコンペティション部門では「砂利道」のタイトルで上映された本作。父親やアッバス・キアロスタミの現場を見て育ち、10代の終わり頃から映画の制作を志したというパナー・パナヒは、助監督と撮影監督を経験し、ジャファル・パナヒの新作「No Bears(英題)」では脚本やポストプロダクションに携わった。
監督デビュー作に選んだ題材は、イランの社会問題を背景にしたある家族の旅路。イランの国境近く、車で旅をする4人家族と1匹の犬が中心となる。大はしゃぎする幼い弟を尻目に、父、母、兄は口には出せない何かを心に抱えていた。出演は
本作は世界96の映画祭に選出され、各国で絶賛された。「まるでイラン版の『リトル・ミス・サンシャイン』を観ているよう」(The Hollywood Reporter)、「今年の傑作。笑いあり、悲劇あり、感動ありのほぼ完璧なデビュー作」(Rolling Stone)といった映画評が寄せられた。元アメリカ合衆国大統領のバラク・オバマ氏も2022年のお気に入り映画の1本に選んでいる。このたび本編の印象的なワンシーンを描いた本国アートワークを使用したティザービジュアルも解禁された。
町田 敬介 @GunmaR_
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