「ダンジョンズ＆ドラゴンズ」キャストが大谷資料館へ、SKY-HIもサプライズで登場

「ダンジョンズ＆ドラゴンズ／アウトローたちの誇り」“異世界ダンジョンイベント”が昨日3月22日に栃木・大谷資料館で開催された。

本作は、盗賊エドガン率いるパーティの世界の命運を懸けた旅を描いたアクションファンタジー。イベントの模様はYouTubeで生配信され、オープニングには今作で日本語吹替に初挑戦した動画クリエイター・Kevin's English Roomのやま、ケビン、かけが登場した。彼らが“ダンジョン”に足を踏み入れると、吹替版で主人公のエドガンに声を当てた武内駿輔の姿が。武内は採石場の跡地である広々とした巨大地下空間を見渡しながら、死体役の森川智之による“天の声”に導かれてダンジョンの先へと進んでいく。

まず武内が出会ったのは、エドガンの娘・キーラ役の逢田梨香子。逢田は「キャンプとかできそうないい場所ですね！」と大谷資料館に興奮した様子を見せる。2人が次に遭遇した魔法使い・サイモン役の木村昴のもとには、撮影で実際に使用された“魔法破りの兜”が。木村は「うわーヤバい緊張する」と兜を手に取りつつ、「日本の素晴らしいところに来た。まさにダンジョンですね！」とハイテンションで語った。

その後は聖騎士・ゼンク役の中村悠一、自然の化身・ドリック役の南沙良も合流。最終地点であるステージに到着すると、日本公開版テーマソングのプロデューサーを務めるSKY-HIがサプライズで姿を現した。自身がプロデュースするMAZZEL（マーゼル）のプレデビュー曲「MISSION」がテーマソングに選ばれたことについて、SKY-HIは「もともとMAZZELのメンバーに対して書いた曲だったんですが、こんなに映画にリンクするなんて。『運命は、誰と組むかにかかっている』というキャッチコピーが、彼らにも僕自身にも問われていて、RPGみたいなイメージをしていた曲だったのですごく縁を感じました」とうれしそうに話す。

「ダンジョンズ＆ドラゴンズ／アウトローたちの誇り」に関して木村は「ぜいたくな映画だなと思います。かっこいい、胸アツ、ハラハラするといった要素ももちろんあって、何より“かっこいいけどダサい、ダサいんだけどそれが面白い”というギャップがいい。『ストレンジャー・シングス』シリーズに出てきて知っていたゲームが映画化されるのも胸アツです」と述べ、南は「話の展開もキャラクターも笑いもわかりやすいし、驚きもある。映画の娯楽としての魅力がまさに詰まった映画です！」とアピール。森川は「いいのかな？というぐらい死体役のみんな（神谷浩史、森川、津田健次郎、諏訪部順一ら）が豪華なんです。アクションって真面目になることが多いけど、笑いのエッセンスがたくさんちりばめられていて楽しめます」と見どころを伝えた。

「運命は、誰と組むかにかかっている」というコピーにちなみ、登壇者たちが新たな仲間と出会う季節を迎える人々にメッセージを送る場面も。逢田は「話しかけられて嫌な人ってあまりいないはず。飛び込んできてくれるとうれしいと思うし、せっかく出会ったなら思いきり飛び込んでみるのもいいと思います」と語り、木村は「最近刺さったのが、カレーやハンバーグでも嫌いな人がいるんだから、全員に好かれる必要はない、自分は自分でいればいいということ。カレーとハンバーグ食べたくなりますね」と独自の視点でアドバイスし笑いを誘う。武内は「エドガンって決してできたリーダーじゃないんですけど、みんなに自分の弱点をさらけ出して、『俺が一番ダメなんだけど俺だけでもやる！』と力を出した。取り繕わずに悪いところも相手にさらけ出すことで、周りも同じように感じて集まってくれると思います」と力強く言葉にした。

ジョン・フランシス・デイリーとジョナサン・ゴールドスタインが監督を務めた「ダンジョンズ＆ドラゴンズ／アウトローたちの誇り」は、3月31日より全国でロードショー。なおイベントの模様はYouTubeで観ることができる。